デファンゴ

お薬詳細｜デファンゴ

本剤デファンゴはカーネステンとほぼ同じ効果を持つ膣錠です。「カーネステン 100mg 6膣錠」と同じく本剤「デファンゴ 100mg 6膣錠」には主成分クロトリマゾールが100mg含有されております。

デファンゴの主成分であるクロトリマゾールは真菌感染症治療薬で、白癬、癜風、細菌性膣炎、トリコモナス症、カンジダ症、またカンジダ症に起因する腟炎および外陰腟炎の治療に用いられるイミダゾール系の抗真菌薬です。
デファンゴの主成分、クロトリマゾールの抗真菌作用により真菌の一種であるカンジダの増殖を抑える働きがあります。カンジダなどの真菌の細胞には人の細胞にはないエルゴステロールを主成分とする植物性細胞膜を持っていますが、デファンゴの主成分のクロトリマゾールはそのエルゴステロールの生合成を阻害し真菌の発育を抑制・阻止し、殺菌的に抗真菌作用が発揮されます。
またクロトリマゾールはイミダゾール系ですので、効き目がいい割に刺激や痛みなどの副作用も比較的少なめです。

カンジダなどの真菌はカビの仲間で、カンジダ症は抵抗力が落ちている時などに感染しやすい病気です。
通常であれば女性の膣内にいるデーデルライン乳酸菌の自浄作用によりカンジダなどの悪い菌の繁殖は抑えられますが、疲れなどから免疫が低下する、必要以上に局部を洗いする、また抗生物質・風邪薬の服用などが原因でこのデーデルライン乳酸菌のはたらきが弱くなることでカンジダ症を発症してしまいます。

カンジダは常在菌ですので誰にでも発症の可能性があります。10代から50代の女性の20%近くの人がカンジダ症を経験しているそうです。
また男女ともにHIV感染者はカンジダ症に感染される頻度は高くなります。

カンジダ症は症状が軽い場合は自浄作用によって自然治癒することもあると言われていますが、局部のかゆみや大量のおりものなどの症状がなくなったあともカンジダ菌が少数ではありますが存在する場合もあります。
カンジダ症の治療をせずに放置しておくと慢性化して完治が難しくなったり、症状が悪化したり、また別の疾患を引き起こしてしまうこともありますので、放置はせず治療をすることが大切です。

カンジダ症の治療薬の一つとして、このクロトリマゾールを主成分とする日本で販売されているエンペシド膣錠があります。「カーネステン」はこのエンペシド膣錠のジェネリックですが、現在製造が中止されているお薬です。
本剤デファンゴはエンペシド膣錠のジェネリック、「カーネステン」にとても近いお薬です。使い方も「カーネステン」と同じで直接膣内に挿入する膣錠です。

Meds Thaiでは「カーネステン」と全く同じで、投薬回数が6回の本剤「デファンゴ 100mg 6膣錠」と投薬回数が1回の「デファンゴ 500mg 1膣錠」の2種類を扱っております。

使用（服用）方法｜デファンゴ

デファンゴ 100mg 6膣錠を1日1回1錠を膣のできるだけ深部に挿入する。

6日間を1クールとし、症状によって期間を延長する。

副作用他注意事項｜デファンゴ

デファンゴの副作用は特に報告されていない。