ベルメクチン(イベルメクチン)
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ベルメクチン(イベルメクチン 6mg)12錠VERMECTIN (Ivermectin 6mg)12tabs
ベルメクチン(イベルメクチン)|よくあるご質問(FAQ)
Q1:ベルメクチンとは何ですか?
タイで販売されているベルメクチン(Vermectin 6mg)は、イベルメクチン(Ivermectin)を有効成分とする抗寄生虫薬で、寄生虫(例:糞線虫・ニキビダニ・河川盲目症)に効果のある広域駆虫薬で、ヒト用(経口錠剤・外用クリーム)として処方される医薬品です。
Q2:イベルメクチンはどうやって作用しますか?
イベルメクチンは寄生虫のグルタミン酸ゲート型塩化物チャネルを開き、神経や筋肉を麻痺させて駆除します。哺乳類では中枢移行が少ないため副作用が抑えられます。
Q3:どんな症状に使われますか?
糞線虫症、河川盲目症(オンコセルカ症)、疥癬やニキビダニ感染、アスカリス・鉤虫などの駆虫治療に用いられます。頭じらみ除去用ローションやクリームもあります。
Q4:イベルメクチンには副作用はありますか?
一般的な副作用には、頭痛・めまい・倦怠感・胃腸症状(吐き気・下痢)・発疹などがあります。重大な副作用では、意識障害・重篤な皮膚反応・肝機能異常・視覚障害などが稀に報告されており、異常が現れたらすぐ医師に相談が必要です。
Q5:投与量や回数は?
寄生虫の種類や体重により異なりますが、例として重さ1 kgあたり約0.2 mgを1回投与する方法があります。具体的な用量および頻度は医師の指示に従ってください。
Q6:イベルメクチンはCOVID‑19の治療にも使えますか?
COVID‑19治療への使用はWHOやFDAなど主要機関が推奨しておらず、科学的根拠も不十分です。そのため自己判断での使用は避け、臨床試験以外では推奨されていません。
Q7:注意すべき併用薬や対象者は?
中枢神経系移行を高める薬(例:CYP3A4阻害薬)との併用には注意が必要です。また、肝機能障害やLoa loa寄生、5歳未満や体重15kg未満の小児では慎重投与または禁忌とされます。
ベルメクチン(イベルメクチン)|適応症、禁忌、注意が必要な人
ベルメクチン(イベルメクチン)の適応症
イベルメクチン(Ivermectin)は、寄生虫感染症の治療に用いられる抗寄生虫薬で、日本では主に以下の2つの疾患に対して承認されています。
腸管糞線虫症(ちょうかんふんせんちゅうしょう)
疥癬(かいせん)
海外での使用例
日本では承認されていませんが、海外では以下のような疾患に対してイベルメクチンが使用されています。
ベルメクチン(イベルメクチン)の服用に注意が必要な人
ベルメクチン(イベルメクチン)を服用してはいけない人(禁忌)
過去にイベルメクチンやその添加物に対してアレルギー反応(発疹、かゆみ、呼吸困難など)を起こしたことがある方は、再度服用すると重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、使用できません。
ベルメクチン(イベルメクチン)|服用方法
腸管糞線虫症
疥癬(かいせん)
本剤ベルメクチンの分割例
ベルメクチン(イベルメクチン)|副作用
イベルメクチンのよく見られる副作用(軽度)
イベルメクチンの重篤な副作用(まれだが注意が必要)
以下の症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
<特殊な注意点:ロア糸状虫感染症との関連>
西アフリカや中央アフリカで見られるロア糸状虫(Loa loa)感染症の患者がイベルメクチンを服用すると、まれに重篤な脳症を引き起こすことがあります。症状には、首や背中の痛み、意識障害、錯乱、歩行困難などが含まれます。これらの地域に居住または旅行したことがある方は、医師にその旨を伝えてください。
ベルメクチン(イベルメクチン)|お薬詳細
イベルメクチンの開発の経緯と発見者
イベルメクチンの開発は、日本の微生物学者である大村智(おおむら さとし)博士と、アメリカの製薬会社メルク(Merck & Co., Inc.)のウィリアム・キャンベル博士との共同研究によって進められました。1974年、大村博士は静岡県伊東市川奈のゴルフ場近くの土壌から新種の放線菌ストレプトマイセス・アベルミティリスを分離しました。この菌が産生する物質が、寄生虫に対して強力な効果を持つことが発見され、これが後のイベルメクチンの基となりました 。
この功績により、大村博士とキャンベル博士は2015年にノーベル生理学・医学賞を共同受賞しました。
イベルメクチンの医療への貢献と社会的影響
イベルメクチンは、特にアフリカや中南米などの熱帯地域で流行していたオンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア症などの寄生虫感染症の治療に革命をもたらしました。1987年、メルク社はイベルメクチンを「メクチザン(Mectizan)」として無償提供するプログラムを開始し、世界保健機関(WHO)やカーターセンターなどと協力して、これらの病気の撲滅に取り組みました 。
このプログラムは、数億人に及ぶ人々の健康改善に寄与し、イベルメクチンは「奇跡の薬」とも称されるようになりました。
イベルメクチンの作用機序
イベルメクチンは、寄生虫の神経や筋肉に存在するグルタミン酸作動性塩化物イオンチャネル(GluCl)に結合し、塩化物イオンの流入を促進します。これにより、寄生虫の神経細胞や筋細胞が過分極状態となり、麻痺を引き起こして死滅させます。この作用は、哺乳類には存在しない特定のチャネルを標的としているため、ヒトや動物には比較的安全とされています 。