ネラパイン 20 SR(ニフェジピン) 30カプセル
通常価格:¥ 2,550 ~ ¥ 5,100 税込
¥ 2,550 ~ ¥ 3,840 税込
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商品コード: 203S1 ~ 203S2
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お薬詳細|ネラパイン 20 SR(ニフェジピン)
ネラパイン(ニフェジピン)は、日本で処方されているニフェジピンと同じ成分、ニフェジピンを主成分とするカルシウム拮抗薬の一種です。
このネラパイン(ニフェジピン)は、特定の電位に依存したL型カルシウムチャネルに結合し、細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより、冠血管や末梢血管の平滑筋を緩和させます。ジヒドロピリジン系以外のカルシウム拮抗薬(ベラパミルやジルチアゼム)と比較して、血管に選択性が高く、心臓の収縮力や心拍数への抑制作用は比較的弱いです。
ネラパイン(ニフェジピン)は、高血圧症の治療において一般的に使用される、効果的で安全性の高いカルシウム拮抗薬の一つです。短時間作用型と持続作用型がありますが、一般的には持続作用型の製剤(L錠、CR錠)が安定した効果を発揮するため、使用されることが多いです。
ネラパイン(ニフェジピン)は、血糖値や尿酸値、脂質値などにはほとんど影響を与えません。年齢に関係なく幅広く使用することができます。特に高齢者や合併症の多い人に適しています。持続的なカルシウム拮抗薬の使用による長期臨床試験では、予後の改善効果(長生き効果)も確認されています。
ネラパイン(ニフェジピン)は、心臓や体の血管を広げることで血流を改善します。その結果、血液の抵抗が減り、血圧が下がります。また、心臓の収縮を抑える働きもあります。
ネラパイン(ニフェジピン)は、主に高血圧や狭心症の治療に使用されます。適切な血圧の維持は、将来的な脳卒中や心臓病、腎臓病の予防につながります。
さらに、ネラパイン(ニフェジピン)は全身の血流を改善するため、脳、腎臓、手足、目の網膜など、さまざまな疾患に応用されることがあります。
血管壁の細胞にカルシウムが流入すると、血管が収縮し血圧が上昇します。ネラパイン(ニフェジピン)はこのカルシウムの流入を抑制する作用があります。その結果、血管が拡張し血圧が低下します。このような作用から、ネラパインは「カルシウム拮抗薬」と呼ばれています。
高血圧や狭心症の管理において、ネラパイン(ニフェジピン)は効果的なお薬として広く使用されています。ただし、医師の指示に従い正しく使用することが重要です。副作用や他の薬との相互作用についても注意し、安全かつ効果的な治療を行ってください
服用方法|ネラパイン 20 SR(ニフェジピン)
- 高血圧症
-
- 通常、成人には1日1回、ニフェジピンとして20〜40mgを経口投与します。
- 初めに1日10〜20mgから投与を開始し、必要に応じて徐々に増量します。
- 効果が不十分な場合は、1回あたり40mgまで増量できます。
- 腎実質性高血圧症および腎血管性高血圧症
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- 通常、成人には1日1回、ニフェジピンとして20〜40mgを経口投与します。
- 初めに1日10〜20mgから投与を開始し、必要に応じて徐々に増量します。
- 狭心症および異型狭心症
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- 通常、成人には1日1回、ニフェジピンとして40mgを経口投与します。
- 症状に応じて適宜増減することがありますが、最高用量は1日1回60mgとします。
これらの服用ガイドラインは一般的な指針であり、個々の症状や医師の指示によって調整される場合もあります。
必ず医師の指示に従い、正確な投与量と服用頻度を守ってください。
また、ネラパインの効果を最大限に引き出すためには、定期的な薬の服用が重要です。忘れずに毎日同じ時間に服用してください。
副作用|ネラパイン 20 SR(ニフェジピン)
ネラパイン(ニフェジピン)は効果的な薬ですが、投与中にはいくつかの副作用に注意する必要があります。
重大な副作用がまれに報告されており、これらの症状が現れた場合は投与を中止し医師に相談してください。
以下に副作用とその対処法をまとめました。
- 肝機能障害や黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇や黄疸が現れることがあります。
投与中にこれらの症状が見られた場合は、直ちに医師の指示に従い投与を中止し適切な処置を受けてください。 - 顔のほてり、潮紅、頭痛
- 比較的よく見られる副作用であり、特に短時間型の製剤では頻繁に報告されます。徐々に慣れてくることが多いですが、症状がひどい場合は早めに医師に相談してください。
胸の痛みがある場合は、すぐに受診する必要があります。 - 足のむくみ、歯肉の腫れ
- 長期間の使用では、足の甲のむくみや歯肉の腫れが現れることがあります。
歯肉の腫れを予防するためには、適切な口内衛生を保ち定期的な歯磨きを行ってください。 - 急激な血圧低下による意識障害
短時間型の製剤では、血圧が急激に低下し、一過性の意識障害が起こる危険性があります。
また、血液障害や肝障害も報告されています。以下の症状に注意してください。
- 過度の血圧低下
- めまい、ふらつき、立ちくらみ、冷感、吐き気、嘔吐、気絶などが現れる場合は、すぐに医師に相談してください。
- 重い皮膚・粘膜障害
- 発疹、発赤、水ぶくれ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、口内や唇のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身の倦怠感が現れる場合は、医師に相談してください。
- 重い血液成分の異常
- 発熱、喉の痛み、口内炎、だるさ、皮下出血(血豆や青あざ)、鼻血や歯肉出血などの出血傾向がある場合は、医師の指示を仰いでください。
- 肝臓の障害
- だるさ、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目の黄色化、茶褐色の尿などが現れる場合は、医師に相談してください。
ネラパイン(ニフェジピン)は有効な薬であり、適切に使用することで高血圧や狭心症の管理に役立ちます。
しかし、副作用には注意が必要です。投与中に副作用が現れた場合は、決して自己判断せず医師の指示を受けるようにしてください。
その他注意事項|ネラパイン 20 SR(ニフェジピン)
ネラパイン(ニフェジピン)の服用には、いくつかの重要な注意事項があります。また、生活上の留意点も存在します。
- 注意が必要な人
- 持病やアレルギーがある方、また妊娠中の方は、必ず医師に伝えてください。
- 以下のケースでは特に注意が必要です。
- 心筋梗塞の急性期(旧来の短時間型カプセル剤の使用禁止)
- 妊娠20週未満の方
- 重い腎臓病、重い肝臓病、心不全、不安定狭心症、高齢の方など
- 薬との相互作用
- ネラパインと併用する薬には注意が必要です。副作用が増加する可能性がありますので、服用中の他の薬を医師に報告してください。
- 特に以下の薬との飲み合わせに注意が必要です
- 降圧薬や利尿薬(血圧の下がりすぎに注意)
- 心臓の薬のジゴキシン(ジゴシン)
- 抗真菌抗薬のイトラコナゾール(イトリゾール)やミコナゾール(フロリード)
- 抗けいれん薬のフェニトイン(ヒダントール、アレビアチン)やカルバマゼピン(テグレトール)
- 結核の薬のリファンピシン(リファジン)
- 胃の薬のシメチジン(タガメット)
- 免疫抑制薬のタクロリムス(プログラフ)やシクロスポリン(ネオーラル)
- 飲酒は控えてください。アルコールは副作用(めまいや動悸)を強める可能性があります。
- グレープフルーツジュースも摂取しないでください。ネラパインの血中濃度が上昇し、副作用が現れる可能性があります。
- 服用上の留意点
- 服用方法は、病状や処方された製剤によって異なります。医師の指示に従って正確に服用してください。
- ネラパインを割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないでください。そのままかまずに飲んでください。
- 自己判断で服用量を減らしたり、中止しないでください。急に中止すると、症状が悪化する恐れがあります。中止する場合は、医師の指示に従って徐々に減量するようにしてください。
- 飲み忘れにも注意してください。万一、服用を忘れた場合は、2回分を同時に服用しないでください。
- 検査
- 必要に応じて心電図検査や血液検査を受けることがあります。指示された検査は必ず受けてください。
- 妊娠・授乳期について
- 妊娠20週未満の方は使用禁止です。催奇形性や胎児毒性の心配があるためです。ただし、20週以降の妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)に対して、他の降圧薬が効かない場合に使用されることがあります。
- ネラパインは子宮筋の収縮を抑制し、分娩を遅らせる作用があるため、早・流産予防薬としても使用されることがあります。報告によれば、早産防止のためにネラパインを使用した102人の女性の調査では、安全性に問題がなかったと報告されています。
- 生活習慣
- ネラパインの服用により、血圧が低下しめまいが起こる場合があります。車の運転や高所での危険な作業には十分注意してください。
- 本態性高血圧症の場合、生活習慣の見直しも重要です。減塩などの食事療法、運動療法、肥満があれば体重を減らすことで血圧を下げることができます。軽度の高血圧の場合、薬の服用を中止することもあります。自宅で簡易血圧計を使用して、定期的に血圧を測定し、適切な管理を心掛けてください。