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クレストール

クレストール

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商品コード: 205S1
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クレストール 10mg 28錠
Crestor 10mg 28tabs

クレストール|お薬詳細

クレストールは日本の承認薬で2005年4月から販売を開始されているアストラゼネカ社が製造・販売するお薬です。日本ではクレストール2.5mgとクレストール5mgが承認、販売をされていますが、Meds Thaiで取り扱うクレストールは有効成分であるロスバスタチンを10mg含みます。
クレストールは高コレステロール血症や家族性高コレステロール血症に対して有効です。

クレストールはスタチン系のコレステロール低下薬であり、HMG-CoA還元酵素阻害薬とも呼ばれています。

この系統の薬はコレステロールの低下作用が強く、効果が確実です。高コレステロール血症の治療に広く使用されています。同系の中でもクレストールは特に強力であり、悪玉コレステロール(LDL)を効果的に低下させる作用があります。
また、クレストールはコレステロールだけでなく中性脂肪(トリグリセライド)も低下させます。
さらに、作用時間が長く、1日1回の服用で効果を得ることができます。

高コレステロール血症は、血液中のコレステロールが過剰な状態を指します。この状態は自覚症状がなくても、長い期間経過すると動脈硬化の進行を引き起こし、狭心症や心筋梗塞のリスクを高める可能性があります。
クレストールで血液中のコレステロールを低下させることで、将来的な心筋梗塞のリスクを軽減することができます。

心筋梗塞は、血管内のプラークと呼ばれるコブが破れ、血管が詰まることで発生することが多いです。
このクレストールによってコレステロールが適切に低下するとプラークが安定し、破れにくくなる効果があります。
すでに心筋梗塞を経験した患者にとっては、クレストールは再梗塞の予防にも役立ちます。

クレストールは肝臓でのコレステロールの合成を抑制します。悪玉コレステロール(LDL)の量が減少し、善玉コレステロール(HDL)の量はむしろ増加します。クレストールで血中脂質動態を改善することで、動脈硬化の進行を抑える効果があります。

クレストールを始めとするこのスタチン系の薬は、心筋梗塞の予防効果や予後改善効果が多くの大規模臨床試験によって確認されています。高脂血症の患者に使用すると、心筋梗塞などのリスクを約30%減少させることが明らかになっています。特に狭心症や心筋梗塞の既往がある人や高血圧、糖尿病の患者にとってクレストールは有用性が高いです。

コレステロールにはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)とHDLコレステロール(善玉コレステロール)の2つのタイプがあります。
LDLコレステロールは血管内壁に入り込んで動脈硬化を進行させる役割を持ちます。
一方、HDLコレステロールは全身の組織から余分なコレステロールを回収し、肝臓に送り返す役割を果たします。
クレストールはコレステロール値だけでなく、喫煙、肥満、年齢、高血圧、糖尿病などの他のリスク要因も考慮して処方されることがあります。
日本人女性で心筋梗塞の発症リスクが低い場合、コレステロール値がわずかに高くても薬の必要性については議論があります。
なお、コレステロールは体に必要な物質であり、免疫細胞やホルモンの生成にも重要です。必要以上にコレステロール値を下げることは適切ではありません。

クレストールの使用に加えて、食事療法や運動療法、適切な体重の維持、禁煙なども重要です。これらの生活習慣改善を実施することで、薬を服用しなくてもコレステロールをコントロールすることができる場合もあります。薬を服用する場合でも、不摂生を避けることは重要です。

クレストール|服用方法

成人の場合、通常はクレストール1日1回2.5mg(本剤クレストール 4分の一錠)から服用を開始します。

なお、LDL-コレステロール値を早期に低下させる必要がある場合には5mg(本剤クレストール半錠)から服用を開始することもできます。

年齢や症状に応じて適宜増減し、服用を開始した後や増量した後、4週間後以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合は、漸次10mg(本剤クレストール1錠)まで増量することができます。

ただし、10mg(本剤クレストール1錠)を服用してもLDL-コレステロール値の低下が十分ではない場合や、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量することができますが、1日の最大服用量は20mg(本剤クレストール2錠)までとなります。

クレストールの服用量は、症状や個人の体質によって異なります。指示された用量を正しく守ってください。

また、コレステロールの生合成が夜間に亢進するため、クレストールは夕食後の服用が効果的とされています。

医師の指示に基づき、適切な服用量を決定してください。

クレストール|副作用

注意が必要なクレストールの副作用としては、まず「横紋筋融解症」と呼ばれる筋肉の障害があります。これは稀な副作用ですが、特に腎臓の機能が低下している人や高齢の人にとっては注意が必要です。

また、フィブラート系の高脂血症の薬と併用すると横紋筋融解症が起こりやすいとされています。もしも足のふくらはぎなどで筋肉痛が現れた場合には、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。

その他、比較的よく見られるクレストールの副作用としては腹痛や吐き気などの胃腸症状や肝機能値の異常があります。肝機能値がわずかに悪化する程度では心配はいりませんが、まれに重い肝障害を引き起こすこともあります。定期的な検査と副作用のチェックを受けることが重要です。

クレストールの重い副作用としては以下のような症状が報告されていますが、これらは非常にまれなケースです。初期症状などに注意を払い、症状が現れた場合には迅速に医師に相談してください。

横紋筋融解症
手足のしびれ・こわばり、脱力、筋力低下、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿。
ミオパチー
手足のこわばり・しびれ、筋肉のぴくつき・痛み、力が入らない、立ち上がれない、歩きにくい。
肝臓の障害
だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
血小板減少
鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくい。
重い過敏症
発疹、じんま疹、全身発赤、顔や口・喉や舌の腫れ、咳き込む、ゼーゼー息苦しい。
間質性肺炎
から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。

その他の副作用としては、肝機能値の異常(ASTやALTなどの上昇)や胃の不快感、吐き気、腹痛、筋肉痛、頭痛、めまい、発疹、かゆみなどが挙げられます。副作用の発現については個人差がありますので、症状が現れた場合は医師に相談してください。

クレストール|その他注意事項

  • クレストールを服用する際、持病やアレルギーのある方は医師に伝える必要があります。
    また、他の薬を飲んでいる場合も医師に報告してください。
    他の薬との飲み合わせによって副作用が起こりやすくなる可能性があります。
    さらに、他の病院を受診する際にもクレストールの服用を医師に伝えることが重要です。
  • クレストールの使用は、重い肝臓病のある人には適さない場合があります。この薬は病状を悪化させたり、副作用が現れやすくなる可能性があるためです。
  • 腎臓病やその既往歴のある人は、横紋筋融解症の発現や腎機能の悪化に注意が必要です。
  • その他にも肝臓病、腎臓病、甲状腺機能低下症、筋ジストロフィー、酒量の多い人、高齢の人なども注意が必要です。
  • クレストールは飲み合わせによっては、「横紋筋融解症」という筋肉の副作用が起こりやすくなります。特に免疫抑制薬のシクロスポリンとの併用は禁止されています。
  • また、腎臓病のある人は、フィブラート系抗高脂血症薬との併用は治療上避けられない場合に限り、併用時には腎機能検査を定期的に行う必要があります。
  • さらに、抗血栓薬のワルファリン、胃薬、抗エイズウイルス薬、C型慢性肝炎治療薬などとの併用にも注意が必要です。
  • クレストールを使用する際には、定期的に決められた検査を受けて効果や副作用をチェックすることが重要です。
    特に肝機能検査、腎機能検査、血液検査が重要です。
  • クレストールはおなかの赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中の服用は避けるべきです。
  • 過度の飲酒は、肝臓や横紋筋融解症のクレストールの副作用を誘発しやすくなりますのでお酒の飲み過ぎにはお気をつけください。
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