チニダゾール(ジノジェナ)
通常価格:¥2,780~ ¥13,900
¥2,780 ~ ¥7,870
商品コード: 62S1 ~ 62S5
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お薬詳細|チニダゾール(ジノジェナ)
チニダゾール(ジノジェナ)は日本で処方箋医薬品の抗トリコモナス剤として処方されるチニダゾール錠(旧名ハイシジン)」のジェネリック薬です。本剤チニダゾール(ジノジェナ)は1錠中にチニダゾールを500mg含みます。
チニダゾールは、1951年にアメリカPfizer社によって2-メチル-5-ニトロイミダゾール系の抗トリコモナス作用を検索して開発された薬物です。その後、更に強力な効力と低い毒性を持つ化合物を追求し、1966年にチニダゾールが見つかりました。この薬はニトロイミダゾール系の薬物であり、トリコモナスという寄生虫に対して強力な殺虫作用を持ちます。
チニダゾールは、1991年に後発医薬品として製造承認を受け、1992年に販売が開始されました。その後、医療事故防止対策として販売名を「ハイシジン錠」から「チニダゾール錠」に変更されました。
チニダゾール(ジノジェナ)は寄生虫からくる疾病の中で原虫が原因となっているものに使用されるお薬で、トリコモナス症、細菌性膣炎、マラリア、感染性腸炎などに有効です。原虫に対して抗原虫・抗菌作用を発揮し分裂増殖を抑えると言われています。
チニダゾール(ジノジェナ)はトリコモナス症には優先的に使用されるお薬です。一般的な抗生物質とは作用機序が異なります。
また、嫌気性菌である真正細菌類バクテロイデス科に属する細菌、ペプトコッカス、グラム陽性球菌、クロストリジウム属の細菌などにも抗菌力を示し、アメーバ赤痢やランブリア症に対してもチニダゾール(ジノジェナ)は効果があることが報告されています。
チニダゾール(ジノジェナ)は経口投与することで、すみやかに最高血中濃度に達し、メトロニダゾールに比べて血中からの消失が遅く、48時間後も効果が持続します。経口連続投与により、チニダゾールの高い血中濃度が維持されますが、蓄積傾向は認められていません。また、チニダゾール(ジノジェナ)は腟内移行が比較的高く、2,000mgの1回経口投与でも、腟内分泌液中に48時間以上にわたりトリコモナスの殺虫濃度以上が認められます。
チニダゾール(ジノジェナ)は腎臓を経て尿中に排泄されますが、一部は胆道を経て糞便中に排泄される特徴を持っています。
トリコモナス症は、トリコモナスの原虫が膣や性器内、膀胱内に入り込むことにより炎症を起こす性病です。幼児から高齢者までの広い年齢層に感染者が見られるのが特徴です。
主な感染経路は性交渉ですが、浴槽やトイレ、また下着やタオルからの感染もみられます。
トリコモナス症の症状は、女性は膣・外陰部のかゆみや刺激痛、泡状の強い悪臭のおりものですが患者の約半数は自覚症状がない無症候性感染といわれています。治療をせずに放置しておくと不妊症、早産や流産につながります。
男性の場合は排尿により原虫が流れることが多くありますが、尿道炎になることもあります。
尿道炎になりますと尿道から膿が出て排尿時に軽い痛みがありますが、症状は比較的軽いようです。
トリコモナス感染は粘膜に留まって組織に侵入侵入することはないです。
自覚症状のある時は、パートナーのいる方はパートナーと一緒に早期に医療機関で検査を受けてください。症状が出るのは感染してから約10日前後ですが、感染してから2~3日で検査は可能です。
チニダゾール(ジノジェナ)はトリコモナス感染を含む症状に対して有効な薬物であり、多くの患者に安全に使用されています。医師の指示に従い適切に服用することで、効果的に治療に役立つことが期待されます。
使用(服用)方法|チニダゾール(ジノジェナ)
チニダゾール(ジノジェナ)は、通常成人には1回に2,000mgを経口服用します。この投薬量は、成人の場合の一般的な服用量です。ただし、医師の指示に従って正確な用量を確認することが重要です。
投薬が終了した後、もし腟トリコモナスが再び検出される場合には、投薬終了時から少なくとも1週間程度の間隔を置いて再び服用することが推奨されます。再発を防ぐために、適切なタイミングで再投薬を行いましょう。
パートナーとの相互感染を防ぐためパートナーも一緒に服用することをお勧めします。
副作用|チニダゾール(ジノジェナ)
チニダゾール(ジノジェナ)は、副作用が少ない安全な薬であり、一般的には問題がないことが多いです。ただし、稀に食欲不振や胃の不快感、吐き気などの症状が現れることがあります。これらの症状が軽度であれば、特別な処置をする必要はありませんが、症状がひどい場合は早めに医師に相談しましょう。
重い副作用は通常見られませんが、類似薬の長期服用において末梢神経障害や脳波異常の報告があることがあります。そのため、チニダゾール(ジノジェナ)を長期間使用する場合には注意が必要です。手足のしびれ症状やピリピリ感を感じたり、けいれんを起こしやすい傾向がある場合は、特に注意が必要です。何か異常を感じたら、医師に相談し、適切な対応を受けるよう心掛けましょう。
チニダゾール(ジノジェナ)の一般的な副作用として、食欲不振、胃の不快感、吐き気、下痢、腹痛、頭痛、眠気、けん怠感、発疹、そして白血球減少が報告されています。これらの症状が現れた場合も、医師に相談して適切なアドバイスを受けるようにしてください。
薬の副作用は個人によって異なる場合がありますので、自分に合った薬の使用方法を見つけるためにも、医師の指導に従うことが重要です。
その他注意事項|チニダゾール(ジノジェナ)
チニダゾール(ジノジェナ)は効果的な薬ですが、服用する際にはいくつかの注意点があります。持病やアレルギーを持っている場合は、必ず医師に伝えましょう。また、妊娠中の場合や他の薬を服用中の場合も医師に報告してください。これらの情報は、安全な治療のために非常に重要です。
特に血液疾患がある人やてんかんを持っている人、けいれんを起こしやすい人は、チニダゾール(ジノジェナ)の使用に注意が必要です。血液に悪い影響を及ぼすことがあるため、このような症状のある方は、医師に報告してください。また、妊娠の初期段階(3ヵ月以内)では、できるだけ控えるようにしてください。
チニダゾール(ジノジェナ)の服用中はアルコールに弱くなるため、アルコールを含む薬や飲み物を避けることが大切です。アルコールを摂取すると悪酔いしやすくなり、激しい症状が現れる可能性があります。チニダゾール(ジノジェナ)を服用中は飲酒を避け、安全な状態を保ちましょう。
チニダゾール(ジノジェナ)の使用にあたり、指示された用法用量どおりに正しく服用することが重要です。また、薬の影響で尿の色が暗赤色に変わることがありますが、これは一時的な現象であり、心配する必要はありません。
妊娠中の方は、特に必要な場合を除き、できるだけチニダゾール(ジノジェナ)の使用を控えるようにしてください。妊娠初期(3ヵ月以内)では、特に注意が必要です。妊娠中は医師の指示に従い、適切な判断をすることが大切です。
他の薬との併用や既往歴についても医師に伝えることで、より安全な治療が可能となります。安心してチニダゾール(ジノジェナ)を服用するためにも、健康に気を配りながら治療を進めるように心掛けてください。