トラネキサム酸(トランサミン)250mg 100カプセル
通常価格:¥ 3,460 ~ ¥ 6,920 税込
¥ 3,460 ~ ¥ 5,690 税込
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商品コード: 229S1 ~ 229S2
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お薬詳細|トラネキサム酸(トランサミン)
近年、美容の世界で注目を浴びている成分の一つがトラネキサム酸(トランサミン)です。
元々は内科領域での止血作用や抗炎症作用に利用されていましたが、最近では外用による美白作用やアンチエイジング効果が広く知られるようになっています。特に、赤ら顔の改善に対して効果を発揮するとされ、多くのスキンケア製品に取り入れられています。
トラネキサム酸(トランサミン)がアンチエイジングに効果的な理由は、複数の作用が組み合わさっているからです。まず、トラネキサム酸(トランサミン)が表皮角化細胞に作用し、トリプシンと呼ばれる蛋白分解酵素のシグナル伝達を制御します。これにより、皮膚内のカルシウムの流入が抑制され、カリクレインという蛋白分解酵素の産生が低下します。その結果、皮膚のバリア機能が強化され、赤ら顔の改善に寄与すると考えられています。
トラネキサム酸(トランサミン)はアミノ酸であるリジンの誘導体でもあります。主な作用としては、血液の凝固を抑制することが挙げられます。プラスミンと呼ばれる蛋白分解酵素がフィブリンという繊維素を分解し、血液を凝固させる働きを持っていますが、トラネキサム酸(トランサミン)はプラスミンとリジン結合部位に結合することで、凝固を抑える効果を発揮します。そのため、トラネキサム酸(トランサミン)は止血剤としても利用されます。さらに、プラスミンは炎症性細胞のリジンと結合して炎症を強化する作用もありますが、トラネキサム酸(トランサミン)はこの作用を抑制することで、抗炎症効果も期待されます。
トラネキサム酸(トランサミン)を内服または外用すると、肌のシワが低下するという報告もあります。これは、トラネキサム酸(トランサミン)が肥満細胞と呼ばれる炎症性細胞を減少させる効果があるためです。肥満細胞は皮膚の炎症発症に関与しており、アクネ菌などの異物に対して蛋白分解酵素を放出して炎症を引き起こします。トラネキサム酸(トランサミン)はこの肥満細胞の活性化を抑制するため、炎症を抑え、皮膚のトラブルを改善するのです。
さらに、トラネキサム酸(トランサミン)は表皮細胞や内皮細胞にも作用します。これらの細胞は常に蛋白分解酵素を産生しており、トラネキサム酸(トランサミン)はこれらの蛋白分解酵素の活性化を抑制します。これにより、炎症を抑える効果が期待されます。同時に、皮脂腺細胞もトラネキサム酸(トランサミン)によって抑制されるため、皮脂分泌が低下し毛穴が引き締まる効果も見られます。
炎症や皮脂分泌の過剰は肌トラブルを引き起こす原因となるため、トラネキサム酸(トランサミン)のこれらの作用は肌の健康をサポートする重要な要素となります。ビタミンCやカフェインも同様の効果を持ちますが、トラネキサム酸(トランサミン)は独自の作用機序により、アンチエイジングの効果を発揮することが示されています。
服用方法|トラネキサム酸(トランサミン)
通常成人1日トラネキサム酸(トランサミン)750〜2000mgを3〜4回に分けて服用。
なお、年齢、症状により適宜増減のこと。
副作用他注意事項|トラネキサム酸(トランサミン)
トラネキサム酸(トランサミン)の副作用として軽度なものは下記の症状が報告されているが、通常は継続的に服用していると症状が改善されることが多い。
- 下痢
- 吐き気
- 頭痛
- めまい
- 疲れ
- 眠気
- 腹痛
- 便秘
- 皮膚発疹
- かゆみ
ただしまれにトラネキサム酸(トランサミン)には以下のような重度の副作用が発生することがある。これらの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談し治療を受ける必要がある。
- アレルギー反応(蕁麻疹、かゆみ、息切れ、顔や喉の腫れ)
- 血栓性静脈炎(足の痛み、腫れ、発熱)
- 中枢神経系の症状(けいれん、めまい、意識障害、脳出血)
- 血栓塞栓性疾患(血栓性血小板減少性紫斑病、DIC)
また、過剰な投与や長期間の使用により、肝臓や腎臓などの臓器に負荷がかかり、機能障害を引き起こすことがある。副作用のリスクを最小限に抑えるためには、トラネキサム酸(トランサミン)の服用には必ず医師の指示に従い、用量や使用期間を守ること。