トラネキサム酸(トランサミン)250mg 100カプセル
本ページは、タイ向け実物パッケージ、2022年3月改訂のタイ向け添付文書、タイFDAの登録情報、および日本の公的な医薬品情報をもとに作成した情報提供コンテンツです。医師の診察・処方に代わるものではありません。服用前に必ず医師または薬剤師にご相談ください。
トラネキサム酸(トランサミン)250mg 100カプセルTransamin (Tranexamic Acid 250mg) 100caps
トラネキサム酸(トランサミン)|お薬の概要
トランサミンは、有効成分トラネキサム酸を1カプセル中に250mg含むお薬です。トラネキサム酸には、できた血のかたまりが必要以上に分解されるのを抑え、出血を止める働きを助ける作用があります。
タイ向け添付文書では、出血性疾患に伴う異常出血、肺結核に伴う喀血、腎出血、性器出血、手術中の異常出血、月経過多などが適応として記載されています。出血の原因や状態によって適否と用量が異なるため、自己判断で服用せず、医師の診断と指示に従ってください。
- 製品名
- TRANSAMIN Capsules(トランサミンカプセル)
- 一般名(有効成分)
- トラネキサム酸(Tranexamic Acid)
- 剤形・含量
- 硬カプセル(1カプセル中トラネキサム酸250mg)/1箱100カプセル
- 薬効分類
- 抗プラスミン薬(抗線溶薬)
- 製造元
- Greater Pharma Manufacturing Co., Ltd.
- 製造国
- タイ
- 販売会社
- Ouiheng International Healthcare Co., Ltd.
- タイ医薬品登録番号
- 1A 417/46
- 保管方法
- 30℃未満で保管
トラネキサム酸(トランサミン)|よくあるお問合せ(FAQ)
Q1. トランサミンはどのような薬ですか?
トランサミンは、トラネキサム酸を有効成分とするお薬です。出血した場所にできる血のかたまりが早く溶けすぎるのを抑え、出血を止める働きを助けます。ただし、すべての出血に使用できる薬ではないため、原因を確認したうえで医師が使用の適否を判断します。
Q2. トランサミンは喉の痛みや扁桃炎に使われる薬ですか?
日本のトランサミンカプセル250mgの添付文書では、扁桃炎や咽喉頭炎に伴う喉の痛み、発赤、腫れなどの症状が効能・効果として記載されています。一方、本商品のタイ向け添付文書には、喉の痛みや扁桃炎は承認された適応として記載されていません。国や製品によって承認されている用途が異なるため、喉の症状に使用できるかは自己判断せず、医師または薬剤師へ確認してください。
Q3. 月経過多にはどのように服用しますか?
タイ向け添付文書では、月経過多に対して成人は1回1g(本剤4カプセル)を1日3回、月経開始日から4日間服用する用法が記載されています。ただし、出血量や原因、腎機能、血栓症のリスクなどにより適否と用量が異なります。自己判断で開始せず、必ず医師の指示に従ってください。
Q4. 血栓症の既往がある場合も服用できますか?
血栓症または血栓塞栓症がある方、過去に発症したことがある方は、症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。心筋梗塞、脳血栓、血栓性静脈炎などの既往がある場合は、服用前に必ず医師へ伝えてください。
Q5. 腎機能が低下している場合は注意が必要ですか?
トラネキサム酸は主に腎臓から排泄されます。腎機能が低下している方では血中濃度が上昇する可能性があるため、用量調整が必要になる場合があります。腎疾患のある方は、服用前に医師へ相談してください。
Q6. トラネキサム酸は肝斑などの美容目的にも使われますか?
日本では、トラネキサム酸を配合し、しみのうち肝斑の改善を効能とする一般用医薬品があります。一方、日本の医療用トランサミンカプセル250mgおよび本商品のタイ向け添付文書では、肝斑や美容目的は承認された適応として記載されていません。製品によって承認されている用途や用量が異なるため、美容目的で自己判断して服用せず、医師または薬剤師へ相談してください。
※服用方法や用量は、出血の原因、体質、腎機能、血栓症の既往、併用薬などにより異なる場合があります。必ず医師の指示に従ってください。
トラネキサム酸(トランサミン)|服用方法
タイ向け添付文書では、成人の通常用量として1回1〜2カプセルを1日3回服用する用法が記載されています。
月経過多では、成人は1回1g(本剤4カプセル)を1日3回、月経開始日から4日間服用する用法が記載されています。
用量は、年齢、症状、出血の原因、腎機能、血栓症のリスクなどに応じて個別に調整されます。自己判断で服用量や回数を増減したり、添付文書に記載された最大量を目安に服用を開始したりしないでください。
飲み忘れた場合
本商品のタイ向け添付文書には、飲み忘れ時の具体的な対応は記載されていません。2回分を一度に服用せず、処方した医師または薬剤師へ確認してください。
過量に服用した場合
本商品のタイ向け添付文書では、過量投与に関する安全性情報は示されていません。誤って多く服用した場合は、症状の有無にかかわらず速やかに医療機関へ相談してください。
必ず医師の指示に従ってください。
トラネキサム酸(トランサミン)|適している方と服用禁忌の方
適している方
タイでは、出血性疾患に伴う異常出血、肺結核に伴う喀血、腎出血、性器出血、手術中の異常出血、月経過多などに対し、医師がトラネキサム酸による治療が適切と判断した方に使用されています。
服用に注意が必要な方
- 血栓症または血栓塞栓症のある方、既往がある方:血栓が安定化し、症状が悪化する可能性があります。
- 消費性凝固障害のある方:ヘパリンなどとの併用を含め、凝固状態を医師が慎重に判断する必要があります。
- 手術後、長期間ベッドで安静にしている方、圧迫止血を受けている方:血管内に血のかたまりができやすい状態です。トラネキサム酸によって、できた血のかたまりが溶けにくくなる可能性があるため、慎重な判断が必要です。
- 腎機能障害のある方:血中濃度が上昇する可能性があり、用量調整が必要になる場合があります。
- 高齢者:生理機能が低下していることがあるため、状態を確認しながら減量等が検討されます。
- 妊娠中、妊娠している可能性がある方、授乳中の方:本商品のタイ向け添付文書では安全性情報が確立していないため、医師が必要性を判断します。
服用が禁忌となる方
- トロンビン(血液を固めて止血するために使用される薬)を使用している方
- トラネキサム酸または本剤の成分に対して過敏症の既往がある方
併用薬に関する注意
トロンビン(血液を固めて止血するために使用される薬)との併用は、血のかたまりができやすくなるおそれがあるため禁忌とされています。また、ヘモコアグラーゼ(止血を目的として使用される薬)、バトロキソビン(血液中のフィブリノーゲンを減らすために使用される薬)、凝固因子製剤(血液を固める成分を補う薬)などとの併用にも注意が必要です。使用中の薬や注射薬、手術・歯科処置で使用する薬を含め、服用前に医師または薬剤師へ伝えてください。
トラネキサム酸(トランサミン)|副作用
副作用の現れ方には個人差があります。体調に異常を感じた場合は自己判断で服用を続けず、医師または薬剤師へ相談してください。
一般的な副作用
- 食欲不振
- 吐き気、嘔吐
- 下痢
- 胸やけ
稀な副作用
- かゆみ
- 発疹
- 眠気
重篤な症状・医療機関への相談が必要な場合
血栓症または血栓塞栓症のある方では、状態が悪化する可能性があります。服用中にこれまでと異なる強い症状や急な体調変化が現れた場合は、服用を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。
本商品のタイ向け添付文書では、重篤な副作用について個別の頻度区分は示されていません。異常が現れた場合は、症状が軽いと自己判断せず医療従事者へ確認してください。
トラネキサム酸(トランサミン)|お薬詳細
トラネキサム酸の作用
けがや出血が起きた際には、フィブリンと呼ばれる物質が血液のかたまりを支えます。一方、プラスミンはフィブリンを分解する働きをもち、この仕組みは線溶と呼ばれます。
トラネキサム酸は、プラスミンまたはその前駆体であるプラスミノーゲンがフィブリンへ結合するのを抑え、フィブリンの分解を抑制します。この抗プラスミン作用により、出血を抑える方向に作用します。
日本とタイで承認されている用途の違い
日本のトランサミンカプセル250mgでは、扁桃炎や咽喉頭炎に伴う喉の痛み、発赤、腫れなども効能・効果として公的な添付文書に記載されています。一方、本商品のタイ向け添付文書では、これらは承認された適応として記載されていません。同じ有効成分・同じ含量のカプセルでも、国や製品によって承認内容が異なるため、日本の適応をそのまま本商品の適応として扱わないでください。
本商品の特徴
本商品は、トラネキサム酸250mgを含む硬カプセルで、1箱100カプセル入りです。実物パッケージとタイ向け添付文書では、Greater Pharma Manufacturing Co., Ltd.によるタイ国内製造、Ouiheng International Healthcare Co., Ltd.による販売、タイ医薬品登録番号1A 417/46、30℃未満での保管が確認されています。
用量や使用目的は、出血の原因、腎機能、血栓症のリスク、併用薬などにより異なります。自己判断で他のトラネキサム酸製剤から切り替えたり、服用量を変更したりせず、医師または薬剤師へ確認してください。
