ヒドロクロロチアジド錠(GPO-HCTZ)25mg 50錠
通常価格:¥2,500~ ¥5,000
¥2,500 ~ ¥3,470
商品コード: 258S1 ~ 258S2
薬機法に準拠するため、シートのバラ売りとなります。
ヒドロクロロチアジド錠(GPO-HCTZ)25mg 50錠
Hydrochlorothiazide (GPO-HCTZ) 25mg 50tabs
ヒドロクロロチアジド錠とは
ヒドロクロロチアジド錠は、利尿作用を持つことで体内の余分な水分や塩分を排出し、血圧を下げたり、むくみを軽減したりする薬です。そのため心臓への負担も軽減します。
チアジド系に分類される利尿薬で、日本ではあまり使われる機会は多くありませんが、海外では多数の臨床研究によって、寿命を延ばす効果が確認されています。少量であれば副作用がほとんどなく、ほかの薬と組み合わせる場合にも有用です。さらに、昔から用いられてきた薬であり、比較的低コストで販売されています。
ヒドロクロロチアジド錠|副作用
ヒドロクロロチアジド錠を最初に服用を始めたときにだるさを感じることがありますが、慣れてくると落ち着いてきます。
少量なら副作用はほとんどありません。服用量が多いと、脱水を起こしたり血圧が下がりすぎて、強いめまいや立ちくらみを起こすことがあります。とくに高齢の人、また他の薬と併用するときに注意してください。長期に多めの量を飲み続けると、血液中のナトリウムやカリウム分が減ってしまったり、逆に、カルシウム、血糖、尿酸値などが増えてくることがあります。
<稀ではあるが重い副作用>
*日光に当たった肌に発疹が現れたら、できるだけ早く医師に相談すること
<その他のよくある軽めの副作用>
だるさ、めまい、ふらつき、立ちくらみはよく見られます。カリウム不足による筋力低下や動悸、便秘も起こりえます。また、血糖値や尿酸値の上昇で糖尿病や痛風が悪化することがあります。
ヒドロクロロチアジド錠の効果
血圧が高すぎる状態で、心臓や血管に負担がかかり、放っておくと心臓病や脳卒中のリスクが高まります。ヒドロクロロチアジド錠は血圧を下げることで、心臓や血管への負担を軽くします。
心臓、腎臓、肝臓がうまく働かないと、体に水分がたまってむくみ(浮腫)が起こります。ヒドロクロロチアジド錠は余分な水分を尿として排出させ、むくみを改善します。
生理前にイライラやむくみ、腹部の張りなどが起こる症状です。ヒドロクロロチアジド錠は余分な水分を減らし、むくみなどの症状を和らげます。
一部の薬は水分をため込み、むくみを引き起こします。ヒドロクロロチアジド錠は余分な水分を排出して、むくみを軽減します。
腎臓が水分を過剰に尿として出してしまう病気で、のどが渇いて水をたくさん飲む状態が続きます。ヒドロクロロチアジド錠は腎臓での水分調節を助け、尿の量を減らします。
ヒドロクロロチアジド錠|服用方法
以下は、ヒドロクロロチアジド錠を服用する際の一般的な目安です。実際の服用量や回数は、年齢・症状・他の薬の併用状況などによって、医師が調整します。必ず医師の指示に従い、勝手に量を増減したりしないようにしてください。
ヒドロクロロチアジド錠|服用上の注意
ヒドロクロロチアジド錠|お薬詳細
ヒドロクロロチアジド錠は、主に腎臓の「遠位尿細管」という部分で、塩分(ナトリウム)や水分が再び血液に戻るのを抑えて、尿として出すようにします。その結果、余分な水分が体外に排出され、血液量が減り、血圧が下がります。また、心臓への負担も軽くなります。ヒドロクロロチアジド錠は、腎臓での水分・塩分処理を変化させることで体の水分バランスを整え、血圧を下げたり、心臓・血管への負担を軽くする薬であり、その作用は短期的な水分量調整と、長期的な血管拡張の両面から血圧を安定させると考えられています。
使い始めは、血液量が減って心臓から送り出す血液量(心拍出量)が一時的に減ることで血圧が低下します。しかし、長く使い続けると、心臓から出る血液量は元に戻り、血管が広がりやすくなることで、血圧が安定的に下がると考えられています。
さらに、特別なケースである「腎性尿崩症」(腎臓が水分をうまく再利用できない病気)の場合は、逆に尿を減らす働きも見られます。これは、この病気では薬による仕組みが異なった形で働くためです。
*一般的な利尿剤
代表的なお薬は、ヒドロクロロチアジド錠、フルイトラン、インダパミドです。作用が穏やかで、長時間続くため、日常的に使いやすい薬です。主に高血圧や軽度のむくみの治療に使われます。ループ利尿薬ほど強力ではありませんが、効果が持続し、日常的に使う場面で活躍します。
代表的なお薬は、ダイアート、トラセミド、ラシックスです。強力な作用を持ち、即効性があり、急な浮腫の解消や体液の調整に使われます。主に心不全や重いむくみ(浮腫)、腎不全の治療に使用されます。チアジド系利尿薬に比べ、非常に強力な利尿作用がありますが、持続時間は短いです。
代表的なお薬は、トリアムテレンです。この薬は、体内の余分な水分を尿として排出し、むくみや血圧を改善する薬です。腎臓で水分が再吸収されるのを防ぐことで、尿の量を増やし、むくみや高血圧を軽減します。また、この薬は体内のカリウムの排出を抑える働きもあります。他の利尿薬と一緒に使うこともあり、その場合、こむら返りの予防にも役立つことがあります。この薬は、心臓や腎臓の問題によるむくみ、または栄養失調によるむくみの治療にも使われます。チアジド系利尿薬に比べて、カリウムの排出を抑えるため低カリウム血症を起こしにくいという利点がありますが、利尿作用が弱いです