アスピリン 81mg(Aspent-M)60錠
本ページは、タイFDAの公開情報、Aspent-Mの実物ボトルおよび2015年9月改訂のタイ向け添付文書をもとに作成した情報提供コンテンツです。医師の診察・処方に代わるものではありません。服用前に必ず医師または薬剤師にご相談ください。
アスピリン 81mg(Aspent-M)60錠Aspirin 81mg (Aspent-M) 60tabs
アスピリン 81mg(Aspent-M)|お薬の概要
Aspent-Mは、1錠中にアスピリン81mgを含む腸溶錠です。タイFDAでは、血小板の凝集を抑え、血栓の形成を予防する目的で使用される医薬品として登録されています。
腸溶錠は、胃の中では溶けにくく、主に腸で溶けるように設計された製剤です。本剤は噛んだり砕いたりせず、そのまま服用します。
アスピリンは、少量では血小板が集まる働きを抑える作用を示します。ただし、服用目的、1回量、服用回数および服用期間は、疾患や出血リスク、併用薬などによって異なります。自己判断で服用を開始、中止、増減しないでください。
アスピリン 81mg(Aspent-M)|よくあるお問合せ(FAQ)
Q1. Aspent-Mはどのようなお薬ですか?
アスピリン81mgを含む腸溶錠です。タイFDAでは、血小板の凝集を抑え、血栓の形成を予防する目的で使用される医薬品として登録されています。
Q2. 鎮痛薬として使用するアスピリンと同じ成分ですか?
有効成分は同じアスピリンですが、本剤は1錠81mgの腸溶錠です。アスピリンは用量や使用目的によって位置づけが異なります。本剤を頭痛や発熱などに自己判断で使用せず、医師から指示された目的と用量に従ってください。
Q3. 錠剤を割ったり噛んだりしてもよいですか?
添付文書では、錠剤を噛んだり砕いたりせず、そのまま飲み込むよう案内されています。錠剤を割ってよいかどうかも、自己判断せず医師または薬剤師へ確認してください。
Q4. 飲み忘れた場合はどうすればよいですか?
気づいた時点で、医師から指示された服用方法を確認してください。添付文書では、2回分を一度に服用しないよう案内されています。次の服用時刻が近い場合など、判断に迷うときは医師または薬剤師へ確認してください。
Q5. 手術や抜歯の予定がある場合も服用を続けてよいですか?
アスピリンは血小板の働きを抑えるため、出血に影響することがあります。手術、抜歯、内視鏡検査などを予定している場合は、服用していることを事前に医師・歯科医師へ伝えてください。自己判断で中止しないでください。
※服用方法や用量は、疾患、出血リスク、肝機能・腎機能、併用薬などにより異なります。必ず医師の指示に従ってください。
アスピリン 81mg(Aspent-M)|服用方法
服用量と服用期間は、治療目的や患者の状態に応じて医師が決定します。Aspent-Mは81mgの腸溶錠であり、添付文書には血栓予防に用いられるアスピリンの用量が疾患ごとに複数示されていますが、自己判断で用量を選択しないでください。
服用時の注意
- 食事と一緒に、または食後すぐに、十分な水で服用します。
- 腸溶性の被膜を保つため、噛んだり砕いたりせず、そのまま飲み込みます。
- 服用後すぐに横にならず、添付文書では少なくとも10分間は横にならないよう案内されています。
- 飲み忘れた場合に、2回分を一度に服用しないでください。
- 症状がなくても、自己判断で服用を中止しないでください。
必ず医師の指示に従ってください。
アスピリン 81mg(Aspent-M)|適している方と服用禁忌の方
適している方
海外では、血小板の凝集を抑える治療が必要と医師に判断された方に使用されています。タイFDAの登録情報には、心筋梗塞や一過性脳虚血発作などに関連する血栓予防の用途が記載されています。服用の必要性は、既往歴、出血リスク、併用薬などを踏まえて医師が判断します。
使用に注意が必要な方
- 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、消化管出血の既往がある方:消化管の出血や粘膜障害が起こる可能性があります。
- 出血しやすい病気がある方、あざや鼻血が出やすい方:アスピリンにより出血が長引くことがあります。
- 肝機能または腎機能に問題がある方:薬の影響が強く現れる可能性があります。
- 喘息、鼻炎、鼻ポリープ、鎮痛薬によるアレルギー症状の既往がある方:呼吸困難などの過敏反応が起こることがあります。
- 高血圧、糖尿病、痛風などがある方:病状や併用薬を含めた医学的な確認が必要です。
- 手術、抜歯、内視鏡検査などを予定している方:出血への影響を考慮する必要があります。
- 妊娠中、妊娠している可能性がある方、または授乳中の方:母体や胎児・乳児への影響を考慮し、医師が使用の可否を判断します。
- 高齢者:出血や消化管障害などの副作用に注意が必要です。
併用薬について
添付文書では、抗凝固薬、他の抗血小板薬、NSAIDs、メトトレキサート、糖尿病治療薬、副腎皮質ステロイド、尿酸排泄促進薬などとの併用に注意するよう記載されています。出血、胃腸障害、薬の作用増強などが起こる可能性があるため、市販薬を含め、使用中の薬を医師または薬剤師へすべて伝えてください。
使用が禁忌となる方
- アスピリン、サリチル酸系薬剤、または本剤の成分に対して過敏症を起こしたことがある方
- アスピリンや他のNSAIDsの使用により、喘息発作、じんましん、顔や喉の腫れなどを起こしたことがある方
- 活動性の消化性潰瘍や消化管出血がある方
- 重い出血性疾患がある方
- 重度の肝機能障害または腎機能障害がある方
- 18歳未満で、発熱やウイルス感染症が疑われる方。アスピリンの使用はReye症候群との関連があるため、医師から指示された場合を除き使用しないでください。
上記以外にも服用できない場合があります。自己判断せず、必ず医師または薬剤師へ確認してください。
アスピリン 81mg(Aspent-M)|副作用
副作用の現れ方には個人差があります。アスピリンは出血を起こしやすくすることがあり、消化管出血や重いアレルギー反応などには速やかな対応が必要です。異常を感じた場合は、自己判断で対処せず医師または薬剤師へ相談してください。
一般的な副作用
- 胃の不快感、胃もたれ、胸やけ、消化不良
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛
- 下痢または便秘
- あざができやすい、鼻血など出血しやすくなる
稀な副作用・頻度が明確でない症状
- 耳鳴り、聴こえにくさ、めまい
- 発疹、かゆみ、じんましん
- 腎機能や肝機能への影響
- 血液成分の異常
添付文書では、各症状の発現頻度が一律には示されていません。症状が強い場合や続く場合は医師へ相談してください。
重篤な副作用
- 消化管出血:吐血、コーヒーかすのような嘔吐物、血便、黒い便、強い腹痛などが現れた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
- 重いアレルギー反応:息苦しさ、喘鳴、顔・唇・舌・喉の腫れ、全身の発疹、意識が遠のくなどが現れた場合は、直ちに受診してください。
- 重い皮膚症状:水疱、皮膚の剥離、口や目などの粘膜のただれを伴う発疹が現れた場合は、直ちに受診してください。
- 頭蓋内出血などの重い出血:突然の激しい頭痛、片側の手足の動かしにくさ、ろれつが回らない、意識の変化などが現れた場合は、直ちに救急受診してください。
アスピリン 81mg(Aspent-M)|お薬詳細
アスピリンは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の働きを阻害し、血小板でトロンボキサンA2が作られるのを抑えます。トロンボキサンA2は血小板が集まる過程に関与する物質であり、その生成が抑えられることで血小板凝集が低下し、血栓の形成を抑える作用を示します。
血小板に対する作用は長く続くため、手術や抜歯などの際に出血へ影響することがあります。一方で、服用を急に中止すると治療上の不利益が生じる場合があるため、処置の予定がある場合も自己判断で中止せず、処方した医師と処置を行う医師・歯科医師の双方へ相談してください。
- 製品名
- Aspent-M
- 一般名(有効成分)
- アスピリン(アセチルサリチル酸)
- 剤形・含量
- 腸溶錠(1錠中アスピリン81mg)/1ボトル60錠
- 薬効分類
- 抗血小板薬
- 製造元
- OLIC (Thailand) Limited
- 登録保有者
- OLIC (Thailand) Limited
- タイ医薬品登録番号
- 1A 1287/41
- 製造国
- タイ
- 保管方法
- 25℃以下で、直射日光と湿気を避けて保管
本剤は、タイの医薬品分類上、特別な管理の対象となる区分(ยาควบคุมพิเศษ)として登録されています。服用目的、用量、服用期間、休薬や中止の判断は、必ず医師の指示に従ってください。
