マーベロン 21錠

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商品コード: 128S1

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お薬詳細|マーベロン

マーベロンはオランダの製薬会社 Organon社が製造し、タイのMSD社が販売する第3世代・一相性に分類される低用量ピルです。
日本ではMSD株式会社より2005年から発売されている処方箋医薬品の経口避妊剤です。

マーベロンは低用量ピル(経口避妊薬)の一種であり、避妊を主な目的にした薬です。このピルには第3世代の黄体ホルモン「デソゲストレル」が含まれており、避妊効果のほかにPMS(月経前症候群)やニキビの改善効果も期待できます。

定量量ピルは第一世代から現時点では第四世代まであります。
第一世代は1960年にアメリカで開発された低用量ピルですが、副作用が出やすい黄体ホルモンが多く含有されています。ただし男性化症状(アンドロゲン作用)が出にくい女性の体に優しいピルです。
第二世代に含まれる黄体ホルモンはレボノルゲストレルというものです。卵胞ホルモンを減らしながら高い避妊効果を発揮します。
副作用としてアンドロゲン作用の問題がありましたが、女性ホルモンの総摂取量を減らすことで軽減しました。
第三世代に含まれる黄体ホルモンはデソゲストレルというものです。第二世代の避妊効果を保ちつつもアンドロゲン作用を抑えています。

マーベロンの作用機序はいくつかの点にあります。まず、排卵抑制作用があります。連続服用により、血中の黄体・卵胞ホルモン値が一定に保たれ、脳下垂体前葉ゴナドトロピン分泌の生理的パターンが阻害され、排卵が抑制されます。このため、避妊効果が発揮されます。

また、子宮内膜の性状変化による着床阻害作用があります。マーベロンの連続服用により、子宮内膜の性状が変化し、受精卵の着床が阻害されます。さらに、子宮頸管粘液の変化による精子通過性阻害作用もあります。マーベロンの連続服用により、子宮頸管粘液の性状や組成が変化し、子宮腔内への精子の通過性が阻害されます。

マーベロンは1相性のピルであり、生理周期を通して服用する薬剤のホルモン配合率が変わらない特徴があります。
メリットは飲み間違えても全て同じホルモン量ですので避妊を継続することが可能ですが、デメリットは多段階ピルよりも女性ホルモンの量が多くなります。

マーベロンの効果としては、避妊効果が99.7%の確率で期待できます。低用量ピルの主成分は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンで、これらのホルモンが体内に取り込まれることで、脳が妊娠したと錯覚し、周期的な排卵を抑制します。

さらに、マーベロンはPMSや月経困難症の緩和にも役立ちます。PMSは黄体ホルモンの急激な変動によって起きる症状であり、マーベロンの服用によりホルモンバランスが保たれ、イライラや抑うつといった症状を軽減する効果が期待できます。また、月経困難症は排卵を原因とする症状であり、マーベロンの服用により排卵自体が抑制され、子宮内膜の肥厚が防がれるため、生理痛の緩和が期待できます。

さらに、マーベロンはニキビや肌荒れの改善にも役立ちます。生理前のホルモンバランスの乱れが原因で肌トラブルが起こりやすい時期に、マーベロンが女性ホルモンを正常に保つことで改善効果が期待できます。マーベロンは他のピルと比べてニキビの改善効果が高い薬です。

「ピルを飲むと体重が増える」という話を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、実際のところ、マーベロンの副作用として体重増加が起こることは考えにくいです。
低用量ピルと体重増加には、因果関係がありません。
マーベロンの添付文書によると、体重増加の発生頻度は0.1〜5%未満とされています。つまり、体重増加が起こる可能性は非常に低いのです。
マーベロンの副作用で「太った」と感じる原因には、むくみと食欲増進が挙げられます。
低用量ピルに含まれるエストロゲンは、体内の水分量を増やす保水作用を持っています。それによってむくみを引き起こすことがあります。また、ピルを摂取することで生理前の体調が良くなることがあるため、食欲が増すこともあるようです。
しかし、食生活の見直しや適度な運動を取り入れることで、体重増加を防ぐことが可能です。
マーベロン自体が直接的な体重増加を引き起こすわけではないので、健康的な生活習慣を心掛けることで、マーベロンを服用しながらも理想の体重を維持することができるでしょう。

マーベロンを服用する際は飲み忘れに注意し、避妊効果を持続させるように心掛けることが大切です。また、妊娠中の女性や未成年には使用できないため、適切なタイミングでの服用を守ることが重要です。避妊を目的としたマーベロンの効果については、避妊効果が現れるのは8日目から目安とされていますが、正しい服用を継続することで避妊効果が期待できます。
副作用の少ない低用量ピルですが、副作用の出る方も継続して服用し体が慣れることで軽減していきますが、万一重度の副作用がある場合は医師にご相談ください。

Meds Thaiでは、「マーベロン 21錠」と「マーベロン 28錠」を扱っています。
マーベロン 28錠」は「マーベロン 21錠」と完全に同成分ですが、飲み忘れ防止のために休薬する7日間に服用する偽薬(成分は入っていません)が含まれています。

服用方法|マーベロン

1日1回1錠、シートの最初から順番に服用。
生理初日(生理開始から24時間以内)から21日間服用する。
その後7日間は休薬し8日目に新しいシートで服用を開始。

*毎日決まった時間に服用(マーベロンは女性ホルモンを1日分しか含有しないため、前回の服用から24時間が過ぎると体の中のホルモン濃度が減り排卵が起こる状態に戻るため)。

副作用|マーベロン

マーベロンの副作用は、特に服用開始後1~3ヶ月の間に顕れることが多いです。これは、ホルモンバランスの変化に身体が順応していないためです。服用を続けることで徐々に症状が治まる傾向がありますが、自己判断せずにかかりつけの医師と相談しながら服用してください。
特にPMSや月経困難症の治療を目的としている場合は、一時的に症状が強くなることがあるかもしれません。安心して服用するためにも、医師の指導に従ってください。

血栓症
マーベロンには、重大な副作用として、血栓症のリスクを高める可能性があります。
血栓症は血液が凝固し血管が詰まってしまう病気で、低用量ピルを服用している場合は卵胞ホルモンの働きによって血液が固まりやすくなります。その結果、血栓症を引き起こす確率が上がります。血栓症の発生頻度は10万人あたり1~10人程度です。運動や水分補給を心掛けることで、発症をある程度予防することができます。
もし手足のしびれや胸に鋭い痛みを感じたら、血栓症の初期症状と考えられるため、速やかにかかりつけの医師に相談しましょう。
眠気や微熱、吐き気、頭痛
マーベロンには、眠気や微熱、吐き気、頭痛などの副作用が報告されています。
特に服用を始めたばかりの頃は、女性ホルモンの変化に身体がなかなか慣れないことから、これらの症状が多く見られることがあります。通常、3ヶ月ほど経つと症状はおさまることが一般的です。
頭痛や吐き気については、市販の薬で対処できる場合もありますが、医師に相談してから併用することが重要です。
不正出血
マーベロンを服用する初期には、性器からの不正出血が起こることがあります。これは、女性ホルモンの急激な変化によるもので、一時的な症状であるため、過度に心配する必要はありません。通常、連続服用を続けると症状が緩和される傾向があります。
ただし、出血量が多いか、1~2週間続く場合は、かかりつけの医師に相談することが重要です。強い腹痛を伴う場合は、子宮頚がんや子宮体がんなどの病気も疑われるため、早めに診察を受けることが必要です。

その他注意事項|マーベロン

マーベロンの成分に対し過敏性素因のある女性、エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳癌、子宮内膜癌など)、子宮頸癌及びその疑いのある患者、診断の確定していない異常性器出血のある患者、血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者、35歳以上で1日15本以上の喫煙者、前兆(閃輝暗点など)を伴う片頭痛の患者、肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者、血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症、糖尿病網膜症等)、抗リン脂質抗体症候群の患者、手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者、重篤な肝障害のある患者、肝腫瘍のある患者、脂質代謝異常のある患者、高血圧のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)、耳硬化症の患者、妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者、妊婦又は妊娠している可能性のある女性、授乳婦、骨成長が終了していない可能性がある女性、オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤を投与中の患者の方は、マーベロンの使用を避けるべきです。
医師と相談の上、適切な避妊方法を選択してください。

また40歳以上の女性(ただし、1日15本以上の喫煙者には投与しないこと)や子宮筋腫のある患者、乳癌の既往歴のある女性、乳癌の家族歴又は乳房に結節のある女性、喫煙者(ただし、35歳以上で1日15本以上の喫煙者には投与しないこと)などが、マーベロンを慎重に使用する必要があります。
これらの条件に当てはまる場合、マーベロンの使用前に医師との相談が重要です。

合併症・既往歴等のある患者や心臓弁膜症の患者、軽度の高血圧(妊娠中の高血圧の既往も含む)のある患者、耐糖能の低下している女性(糖尿病患者及び耐糖能異常の女性)、ポルフィリン症の患者、心疾患又はその既往歴のある患者も同様に慎重にマーベロンの使用を考慮するべきです。

これらの条件を満たす方々は、安全性を確保するためにも、マーベロンの使用前に医師に詳細な情報を提供し、適切な判断を仰ぐべきです。特に妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、マーベロンの投与を避ける必要があります。妊娠が確認された場合には、速やかに医師と相談して投与を中止することが重要です。

一方で、マーベロンを慎重に使用する必要があるとされる方々でも、避妊薬の使用による利益がリスクを上回る場合は、医師とよく相談した上で適切な避妊方法を選択することが重要です。自己判断せず、医師の指導に従ってください。