テオフィリン(ニュエリン)【送料・手数料込】

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テオフィリン(ニュエリン SR200)100錠
Theophylline (Nuelin SR200) 100tabs

テオフィリン|お薬詳細

ニュエリンSR200は、日本ではテオフィリンの名前で1988年から、ユニフィルの名前で2002年から販売されている処方箋医薬品と同じテオフィリンを主成分とするお薬で、ニュエリン1錠中にテオフィリンを200mgを含みます。

ニュエリンの有効成分であるテオフィリンは、主に気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、肺気腫、および他の肺疾患に起因する喘鳴、息切れ、および胸部圧迫を予防および治療するために使用されます。
呼吸器系統に作用して気管支を広げたり肺の空気通路を開放して開き、呼吸を楽にします。

テオフィリンは内容成分が徐々に放出されて効果が持続するお薬であり、各錠剤は約12時間働きます。

テオフィリンは喘息やその他の肺疾患の症状をコントロールしますが治療薬ではありませんので、症状のないときでも服用を続ける必要があります。

テオフィリンの作用機序は複数ありますが、主な作用機序は以下のようになります。

ブロンコドイラター(気管支拡張作用)
テオフィリンは、気管支拡張薬として広く使用されています。この作用は、主に気管支の平滑筋を緩和することによって実現されます。テオフィリンが体内に取り込まれると、それがアデノシン受容体と相互作用することで、気管支の平滑筋をリラックスさせ、気管支を拡張させます。この結果、呼吸が楽になり、喘息発作や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの症状が緩和されることが期待されます。
アデノシン受容体拮抗作用
テオフィリンは、アデノシン受容体と呼ばれる特定の受容体に対して拮抗作用を有します。アデノシンは体内のさまざまな組織で生成され、特に気管支平滑筋において収縮を引き起こす作用を持っています。テオフィリンがアデノシン受容体と競合的に結合することで、アデノシンの効果をブロックし、気管支の拡張を促進します。この相乗的な作用により、呼吸機能が改善されます。
フォスホジエステラーゼ阻害作用
テオフィリンはまた、ホスホジエステラーゼと呼ばれる酵素を阻害する作用を示します。この酵素はアデノシンを分解する役割を果たしています。テオフィリンによるホスホジエステラーゼの阻害は、アデノシンの分解が遅れ、アデノシンが受容体に結合しやすくなります。この結果、気管支平滑筋がリラックスし、気管支拡張が促進されます。したがって、テオフィリンは気管支の拡張に関与する複数のメカニズムを活用しています。

これらの作用によって、テオフィリンは気管支の拡張や気管支の炎症を抑えることにより、気管支喘息やCOPDの症状を改善し、呼吸を楽にする効果が期待されます。ただし、テオフィリンは狭い範囲で有効な治療用薬であり、過剰な摂取や血中濃度の上昇による副作用のリスクもあるため、正確な投与量と定期的なモニタリングが重要です。医師の指導のもとで適切に使用されることが必要です。

テオフィリン|使用(服用)方法

喘息の発作の有無にかかわらず、1回ニュエリン(テオフィリン) SR2001錠、朝と就寝前に服用(食後に服用)。

成人は1回テオフィリンとして200mg(本剤1錠)を、小児は1回100(本剤半錠)〜200mg(本剤1錠)

気管支喘息については医師の指導の元、成人1回テオフィリンとして400mgを、1日1回就寝前に経口服用することも可能

テオフィリン|副作用

テオフィリンの重い副作用として、以下の症状が報告されている。

  1. けいれん、意識障害、急性脳症: 突然のけいれんや意識障害が起こることがあります。
  2. 横紋筋融解症: 手足のしびれ・こわばり、脱力、筋力低下、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿などが現れる場合があります。
  3. 消化管潰瘍・胃腸出血: 胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、吐血、下血(血液便、黒いタール状の便)、便秘が起こることがあります。
  4. 赤芽球癆: だるさ、疲れやすさ、めまい、息切れ、顔色が悪い、動悸などの症状が現れることがあります。
  5. アナフィラキシー・ショック: じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、冷汗、血圧低下、意識が薄れるなどの症状が現れる場合があります。
  6. 肝臓の障害: だるさ、食欲不振、吐き気、発熱、かゆみ、皮膚や白目の黄色くなる、茶褐色の尿が出ることがあります。
  7. 頻呼吸: 呼吸が荒く速くなることがあります。
  8. 高血糖: 異常にのどが渇く、水をがぶ飲み、多尿、頻尿が現れることがあります。

他にも、テオフィリンの使用によって吐き気、吐く、腹痛、下痢、動悸(ドキドキ感)、頻脈、脈の乱れ、手や指の震え、口や舌のしびれ、頭痛、不眠、興奮、いらいら感、肝機能値の異常、発疹などの症状が出ることがあります。
これらの副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談し、適切な対処を行いましょう。また、特に赤ちゃんや小さい子供、肝臓の悪い人、高齢の人は注意が必要です。正確な投与量と定期的なモニタリングが重要なので、医師の指導のもとで適切に使用されることが大切です。

テオフィリン|その他の注意事項

テオフィリンの使用に際しては、いくつかの注意事項があります。
以下のような持病等がある方は、テオフィリンの血中濃度に注意し、慎重に使用する必要があります。特に赤ちゃんや小さい子供は、けいれんの副作用が起こる可能性が高いため、6カ月未満の赤ちゃんは必要な場合以外は使用を控えるようにしましょう。また、てんかんやけいれんの既往歴がある子供、また発熱している場合なども慎重に使用します。喘息性気管支炎の場合は、発熱を伴うことが多いので、他の治療薬を優先することがあります。

  • てんかん
  • 甲状腺機能亢進症
  • 腎臓病
  • 心臓病
  • 肝臓病
  • 高齢の人
  • 妊娠中の人

テオフィリンを服用する際には、飲み合わせに注意が必要です。以下の点に気を付けましょう。

  • 他の薬との飲み合わせによる影響に注意: 他の薬との飲み合わせによって、テオフィリンの副作用が強くなったり、他の薬の作用に影響を及ぼす可能性があります。服用中の他の薬を忘れずに医師に報告してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品は控える: セイヨウオトギリソウは、テオフィリンの作用を弱める可能性があるので注意が必要です。
  • お茶やコーヒー、紅茶類に含まれるカフェインは、テオフィリンの副作用を少し強めることがあります。日本茶、コーヒー、紅茶類は控えめにしてください。
  • テオフィリンの作用が強まる可能性があるため、事前に医師と相談してから禁煙をはじめてください。

またテオフィリンは効果を発揮するためには適切な服用方法が必要です。
テオフィリンは効果や副作用に敏感な薬剤ですので、正確な量を服用するために、血中濃度を測定しながら医師の指示に従ってください。

赤ちゃんや小さい子供の場合、発熱時にけいれんが多く報告されています。そのため、発熱時には医師の指示に従って一時減量または中止するようにしてください。