レボフロキサシン(クラビット錠)250mg 5錠

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Levofloxacin (Cravit) 250mg 5tabs
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お薬詳細|レボフロキサシン(クラビット)

レボフロキサシン(クラビット)は細菌感染症の効果的な治療薬です。
感染症は、私たちの健康を脅かす細菌によって引き起こされる病気です。その中でも、肺炎球菌やインフルエンザ菌、ブドウ球菌など、さまざまな細菌に対して効果を発揮する抗菌薬がレボフロキサシン(クラビット)です。この薬は、体内の各組織に移行しやすい特性を持ち、多くの感染症を効率的に治療することができます。また、尿と一緒に排泄されるため、尿路感染症にも効果的に使用できます。レボフロキサシン(クラビット)はニューキノロン系抗菌薬と呼ばれる種類の薬で、細菌に対して特異的な作用を持ちます。

感染症を治療するためには、細菌を排除することが重要です。私たちの免疫系も細菌の撃退に一役買っていますが、病気を速やかに治すためには抗菌薬の使用が必要です。抗菌薬は細菌を殺す効果があり、これによって感染症を克服します。

抗菌薬には、「ヒトの細胞には影響を与えないが、細菌には有害である」という特性があります。これを選択毒性といいます。選択毒性によって、細菌を殺すために細菌に特有の機構を標的にする必要があります。

細菌は単細胞生物であり、増殖するためにはDNAの複製が不可欠です。DNAには細菌の生命情報が詰まっています。DNAの複製を妨げれば、細菌は増殖できなくなります。この複製に必要な酵素の一つがDNAジャイレースです。
DNAは二重らせん構造をしており、そのままでは情報の読み取りができません。ここで、DNAの鎖を切断してねじれを解消させ、情報の読み取りを容易にする酵素がDNAジャイレースです。
レボフロキサシン(クラビット)はこのDNAジャイレースを阻害することにより、細菌のDNA合成を阻止します。これによって細菌の増殖が妨げられ、細菌が死滅します。このような作用機序により、レボフロキサシン(クラビット)は細菌感染症の治療に効果を発揮します。

重要な点として、ヒトにはDNAジャイレースが存在しないため、レボフロキサシン(クラビット)はヒトの細胞には影響を及ぼしません。ただし、適切な投与量と使用法を守ることが大切です。選択的に細菌に毒性を発揮するメカニズムを利用して、レボフロキサシン(クラビット)は感染症治療の優れた選択肢として広く使われています。

レボフロキサシン(クラビット)の特徴的な点は、薬の濃度によって殺菌作用が左右されることです。このような作用を示す薬を専門用語では「濃度依存型薬物」と呼びます。長らく、「100mg錠を1日3回服用する」という使い方が一般的でしたが、より効果的に薬を活用するためには、一回の投与量を多くすることが重要です。

低用量で長期間にわたって使用すると、薬に対する細菌の耐性が生じる「耐性菌」が出現してしまうことがあります。これを防ぐために、現在では「500mg錠を1日1回服用する」という方法が推奨されています。この方法は、高い初期殺菌効果や耐性菌の出現を抑制することが実証されています。

感染症は私たちの体の防衛システムが働く反応でもありますが、病原微生物と戦うためには効果的な抗菌薬が必要です。レボフロキサシン(クラビット)は幅広い細菌に対して効果を持ち、適切に使用することで感染症の治療や予防に役立ちます。

レボフロキサシン(クラビット)は以下のような疾病や感染症に有効です。

  1. 尿路感染症
  2. 膀胱炎
  3. 腎盂腎炎
  4. 前立腺炎
  5. 喉頭炎
  6. 気管支炎
  7. 肺炎
  8. 扁桃炎
  9. 副鼻腔炎
  10. 歯科での抜歯後の感染予防
  11. クラミジア感染
  12. 淋病
  13. 性器の感染症(STD)

ただし過剰な使用や正しい用法を守らないことは、耐性菌の発生を促す恐れがあるため、医師の指示に従って正しく使用することが重要です。

服用方法|レボフロキサシン(クラビット)

淋病・クラミジアなどには「レボフロキサシン(クラビット) 250mg」を1回2錠を1日1回服用。
腸チフスなどには「レボフロキサシン(クラビット) 250mg」を1回2錠を1日1回、14日間服用。

副作用|レボフロキサシン(クラビット)

レボフロキサシン(クラビット)の主な副作用としては稀ではあるが、悪心、嘔吐、めまい、白血球数減少、不眠、腹痛、腹部不快感、下痢、発疹などが報告されている。

その他注意事項|レボフロキサシン(クラビット)

以下のような方は医師に相談の上服用のこと。

  • レボフロキサシン(クラビット)を服用してかゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 腎機能障害、心疾患のある方
  • てんかんなどの既往歴がある方。
  • 重症筋無力症
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中の方
  • 他に服用しているお薬がある方