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シムビコート タービュヘイラー 120吸入

シムビコート タービュヘイラー 120吸入

通常価格:¥7,850~ ¥15,700
¥7,850 ~ ¥14,250
商品コード: 172S1 ~ 172S2
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シムビコート タービュヘイラー 120吸入
Symbicort Turbuhaler 120doses
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シムビコート|お薬詳細

シムビコートは、長時間作用する気管支拡張薬(気管支を広げる働き)と吸入ステロイド薬(気道の炎症を抑える働き)が配合された吸入薬です。

シムビコートは日本では2010年にアステラス製薬から発売された処方箋医薬品です。気管支喘息や慢性気管支炎、肺気腫などの治療に使われ、長期に渡っての管理を目的に使用します。

シムビコート 120吸入には気道の炎症を軽減し発作の予防に有効なブデソニドを160μg、気道の筋肉を緩めて発作を鎮めるホルモテロールフマル酸塩水和物を4.5μg含有しています。

<ブデソニドの作用機序>
シムビコートの有効成分の一つであるブデソニドは、吸入ステロイド薬(ICS: Inhaled Corticosteroid)であり、以下のように作用します。
  • 炎症の抑制: ブデソニドは、炎症を引き起こす化学物質(サイトカインやケモカインなど)の生成と放出を抑えることで、気道の炎症を減少させます。
  • 免疫応答の抑制: 炎症細胞(例えば、好酸球やマスト細胞)の活動を抑制し、気道の過敏性を低減させます。
  • 抗酸化作用: ブデソニドは酸化ストレスを軽減し、気道の組織損傷を防ぎます。
<ホルモテロールフマル酸塩水和物の作用機序>
もう一つのシムビコートの有効成分のホルモテロールは、長時間作用型のβ2アドレナリン受容体作動薬(LABA: Long-Acting Beta2-Agonist)であり、以下のように作用します。
  • 気道の拡張: ホルモテロールは気道の平滑筋にあるβ2アドレナリン受容体に結合し、筋肉を弛緩させることで気道を広げます。
  • 早期および長時間作用: 吸入後すぐに効果を発揮し、12時間以上持続するため、持続的な気道拡張を提供します。
  • 炎症媒介物質の抑制: 炎症を引き起こす化学物質の放出を抑制し、気道の炎症を軽減します。
<シムビコートとしての併用効果>
シムビコートは、これら2つの成分を組み合わせることで、以下のような相乗効果を得ることができます。
  • 即時および長時間の症状緩和: ホルモテロールの即時作用と持続効果により、すぐに気道が広がり、ブデソニドの持続的な炎症抑制効果が加わります。
  • 気道の炎症と狭窄の同時管理: 炎症を抑えることで気道の過敏性を減少させ、同時に気道を広げることで呼吸を楽にします。
  • 使用回数の減少: 長時間作用するため、1日に数回の吸入で効果が持続し、患者の負担を軽減します。
<シムビコートが有効な疾病>
  • 喘息(Asthma)
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD: Chronic Obstructive Pulmonary Disease)

Meds Thaiでは3種類のシムビコートをを扱っています。

シムビコートは気管支喘息の患者さんには発作の予防と、併せて起きてしまった発作を鎮める効果もあります。気管支拡張薬で狭くなった気管支を拡げるだけでは十分でなく、気管支喘息の元となる炎症を抑えるための吸入ステロイド薬の使用が大切です。
シムビコートはこの気管支拡張薬と吸入ステロイド薬の両方が配合されていますので、発作を緩和するだけでなく発作を起きにくくすることにも効果があります。
気管支喘息の患者さんが使用する場合には、症状の緩和がみられた際には最小限の使用に切り替え、必要に応じて吸入ステロイド剤(気管支拡張薬を含まないもの)に切り替えることも考慮してください。

気管支喘息の患者さんの気管支は、内側が慢性的な粘膜の炎症のために狭くっています。狭くなった気管支がいろいろな刺激に過敏になるために、咳や痰や呼吸困難などの発作が突然起き、またそれを繰り返す病気です。シムビコートの有効成分の一つであるホルモテロールフマル酸塩水和物が気道の筋肉を緩めて発作を鎮め、またホルモテロールフマル酸塩水和物が気道の炎症を軽減する助けとなります。

気管支喘息にはいろいろな原因がありますが、日本で最も多いのはアレルゲンを吸入した時に気管支にアレルギー反応が起きて発作が起きるタイプです。他にも運動や特定の薬剤を服用したときにも発作を起こすことがあります。

喘息コントロールの向上により喘息で命を落とす患者さんの数は飛躍的に減少していますが、それでもまだ日本国内で年間2000人近くの方が亡くなっています。
シムビコートなどの薬を使用した治療はもちろん大変重要なことですが、ご自分でもできる喘息のコントロールを行いましょう。

1、ピークフローを毎日測定する。
自覚症状はないが起動が狭くなっていることがあり、その状態で発作が起きると大変危険です。ピークフロー(吐く息の瞬間最大風速)が測定できる機器(ピークフローメーター)で毎日ピークフローを測り気道の状態を把握し、発作の予防に役立てましょう。医師の診察を受ける際にピークフローを記録したものを出すのをお勧めします。
2、アレルゲンを減らす。
アレルギーは気管支喘息を発症する大きな原因です。アレルギーテストを受けて、アレルギーのあるものは避けるようにしましょう。ハウスダストや動物のフケがアレルゲンの方が多くいますので、ハウスダストにアレルギーがある場合は部屋の掃除の徹底、動物のフケにアレルギー反応がある場合はその動物をペットとして飼わないなどです。
3、禁煙する
たばこは煙を吸うことで発作が起きるのみでなく、喫煙することで気道を狭める原因にもなりますので、禁煙に努力しましょう。
Meds Thaiでは禁煙補助薬も販売していますので、自力で禁煙の難しい方にお勧めします。
4、風邪の予防をする
風邪を引いたことにより喘息の発作が起きることもよくあります。風邪の予防に心がけましょう。
5、激しい運動をしない
激しい運動が喘息の発作を起こすこともあります。ご自身の発作の起きない運動の程度を把握しましょう。
6、ストレスを発散する
ストレスから喘息の発作が起きることがあります。気分転換や十分な睡眠など、ストレスを溜めない努力をしましょう。

シムビコート|使用方法

(成人の気管支喘息に使用する場合)発作の予防としてはシムビコート1回1吸入を1日2回吸入(症状によって吸入量を調査する)。1日の吸入上限は8吸入まで(1回の上限は4吸入まで)。
発作の予防として1回1吸入または2吸入を1日2回吸入している場合は、発作時に追加で1吸入行うことができる。
数分経過後に発作が緩和されない場合はさらに1吸入する。必要に応じてこれを繰り返す。
*ただし1回の発作に対し吸入上限は6吸入まで。

シムビコート|副作用他注意事項

シムビコートの主な副作用としては下記の症状が報告されている。

  • 嗄声(声がれ)
  • 筋けいれん
  • 動悸
  • 振戦
  • 咽頭痛
  • 口腔咽頭痛
  • 口腔咽頭不快感
  • 発疹
  • 肺炎
  • 口腔カンジダ症
  • 血中カリウム減少

まれではあるがアナフィラキシーと重篤な血清カリウム値の低下も重大な副作用として報告されている。

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