ニコレット 2mg

ニコレット｜お薬詳細

ニコレットのニコチン補充療法

ニコレット｜作用機序

Nicomildは、ニコチン補充療法の一部として使用されます。NRTは、禁煙を試みる人々がニコチンの摂取を徐々に減らすのを助け、ニコチン依存症からの脱却を容易にします。

ニコレット｜ニコチン吸収

Nicomildを噛むと、ニコチンが口腔内の粘膜から吸収されます。これにより、急激なニコチン摂取による効果がなく、緩やかにニコチンが体内に供給されます。

ニコチンの離脱症状の軽減

Nicomildを噛むことで血中のニコチン濃度が一定に保たれ、禁煙時の離脱症状（例えば、焦燥感、集中力の低下、喫煙欲求）を軽減します。

行動習慣の置換

Nicomildを噛む行為は、喫煙の行動習慣を置き換えるのに役立ちます。喫煙の代わりにNicomildで口を動かすことで、心理的な依存も軽減されます。

ニコレット｜製薬会社と販売開始時期

ニコレットの開発と初期販売

ニコレットはもともとスウェーデンのAB Leo社によって開発され、1984年にアメリカ食品医薬品局（FDA）によって禁煙支援のための医薬品として承認されました。その後、ファイザー（Pfizer）が製品を引き継ぎました。現在ニコレットはジョンソン・エンド・ジョンソン（Johnson & Johnson）の子会社であるJNTL Consumer Healthcareが製造・販売を行っています。
世界では50か国以上で使用されています。

ニコレットの日本での承認・販売開始

日本では、厚生労働省によって1994年にニコレットとして輸入承認され同年7月1日より発売開始された指定第二類医薬品です。以降、クールミントを含むさまざまなフレーバーのガムが販売されています。

ニコチンが与える健康被害

喫煙が健康に害を与えるのは周知の事実です。タバコの煙に含まれる有害物質は200種類以上で、その内発がん性物質は50種類以上と調査結果が出ています。以下は喫煙の主なデメリットです。

• がんのリスク増加
• 呼吸器系疾患
• 心血管系疾患
• 免疫系の低下
• 骨粗しょう症
• 糖尿病
• 視力障害
• 消化器系の問題（胃潰瘍、逆流性食道炎など）
• 肌の老化
• 歯の黄ばみ、歯周病、口臭
• 薄毛や抜け毛の原因
• 受動喫煙
• 社会的な評価
• 公共の場での制約
• タバコの吸い殻や包装材料はゴミとなり、環境汚染の一因
• タバコの不始末による火災のリスク

これらのデメリットを考慮すると、禁煙は自分自身や周囲の人々の健康、経済的負担、社会的な評価、環境保護において非常に重要です。

ニコレットのメリット

禁煙にチャレンジし、挫折された方は多いと思います。
ニコチンは非常に依存性が高く、ヘロインやコカインよりも依存性の危険が高いそうです。

禁煙し体内のニコチンが欠乏するとイライラしそのストレスから仕事などに集中することができず、それに我慢できずについついタバコを吸ってしまう・・・。禁煙に成功しないのは、意志が弱いからではなくニコチン依存症からくるものです。
そんな禁煙時のイライラなどを緩和するのがこのニコレットです。
ニコレットはタバコを嫌いにするのではなく、禁煙時のストレス緩和のためのものですから本人の禁煙に対する意志も必要です。

まずは禁煙することの長所と短所を比べ、禁煙成功後の健康的な自分を想像してみましょう。
ストレスから喫煙に走ってしまう方は、ニコレットの使用に加えて、スポーツや趣味など、そのストレスを発散する方法を探してみるのもいいかもしれません。周りの人に禁煙を宣言するのも成功する一つの方法です。

ニコレットの特徴

このニコレットは爽やかなミント味で、シュガーフリーです。
ニコレット2mg中に含まれる成分は、ニコチン 2mgと、添加物としてイオン交換樹脂、キシリトール、アセスルファムカリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム、タルク、ハッカ油、l-メントール、アラビアゴム末、酸化チタン、カルナウバロウ、炭酸カルシウム、ジブチルヒドロキシトルエン、その他9成分です。

Meds Thaiでは本剤「ニコレット クールミント 2mg」と「ニコレット クールミント 4mg」、「Nicomild 2mg」を取り扱っていますので、ご自身に合わせたニコレットをお選びください。

ニコレット｜使用方法

1. ピリッとした味がするまでニコレットを15回程度噛む。
2. ほほと歯茎の間にニコレットをおく。
3. 口の中にニコレットの味がなくなったら１と２を30分から1時間繰り返す。

ニコレットの使用個数は、1日にタバコを31本以上吸っていた人は9 12個、タバコを21本から30本吸っていた人は6 9個、タバコを吸っていたのが20本以下の人は4 6個。
ただし1日のニコレットの最大使用個数は24個とすること。
約1ヶ月前後で禁煙に慣れてきたら1週間ごとにニコレットの1日の使用個数を1から2個ずつ減らす。1日の使用個数が1から2個となったら使用をやめる。

• ニコレットの使用期間は3ヶ月を目処にする。
• 完全にタバコを吸うのをやめてから使用すること。
• ニコチンが過剰摂取されるので、必ず1回に1個にする。
• コーヒーや炭酸飲料を飲んだ後はニコレットの十分な効果が得られないことがあるため使用しない。
• ニコレットと他の禁煙補助薬との併用はしない。

ニコレット｜副作用他注意事項

1回に2個以上ニコレットを噛んだ場合はニコチンが過量摂取され、吐き気、めまい、腹痛などの症状があらわれることがある。
一般的なニコレットの副作用としては以下が報告されている。

• 口内の刺激感や不快感
• 歯や顎の痛み
• 消化不良や胸焼け

またニコレットの稀な副作用としては下記が挙げられる。

• アレルギー反応（発疹、かゆみ、腫れなど）
• 動悸や心拍数の増加

ニコレットを使用する前に、禁煙支援のための医師や薬剤師のアドバイスを受けることをお勧めします。