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ニフェジピン 20mg(デピンE 徐放剤)100錠Nifedipine 20mg (Depin-E Retard) 100 tablets
ニフェジピン|よくあるお問合せ(FAQ)
Q1. デピンEとは何ですか?
デピンEの有効成分のニフェジピンはカルシウム拮抗薬(ジヒドロピリジン系)に分類される処方薬です。血管の平滑筋にあるL型カルシウムチャネルを阻害し、血管を拡張させて血圧を下げたり、心筋の酸素需要を減らして狭心症発作を予防します。徐放錠(Retard/CR/LAなどの表示)は、薬剤がゆっくり放出され長く作用する設計です。
Q2. どのような病気に使われますか?
高血圧症の治療、および狭心症の予防に用いられます。処方によってはレイノー現象(寒さやストレスがきっかけで手足の指先の血管が急に縮まり、血流が悪くなる状態)にも用いられることがあります。急な胸痛発作の即時の鎮静を目的とする薬ではありません。
Q3. どのように作用しますか?
血管平滑筋へのカルシウム流入を抑えて血管を拡張します。その結果、末梢血管抵抗が低下し血圧が下がります。心筋の後負荷が減ることで狭心症発作の予防にもつながります。徐放錠は血中濃度の急上昇を抑え、作用が安定して持続します。
Q4. 服用時の一般的な注意点は?
医師の指示どおりに服用してください。徐放錠は割ったり砕いたり噛んだりしないでください。毎日ほぼ同じ時刻に、水またはぬるま湯で服用します。自己判断で中止・増減量しないでください。
Q5. 飲み合わせや食品で注意するものはありますか?
グレープフルーツジュースはニフェジピンの血中濃度を上げるため避けてください。強いCYP3A4阻害薬(例:クラリスロマイシン、アゾール系抗真菌薬、リトナビル/コビシスタット併用薬など)は作用増強、CYP3A4誘導薬(例:リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン、セイヨウオトギリソウ等)は作用減弱の恐れがあります。併用薬は必ず医師・薬剤師に確認してください。飲酒は低血圧やめまいを強めることがあります。
Q6. よくみられる副作用は?
頭痛、ほてり、めまい、動悸、足のむくみ、便秘などが報告されています。多くは用量調整や継続で軽快しますが、症状が強いときは受診してください。
Q7. すぐに受診すべき重大な症状は?
意識が遠のくほどの著しい低血圧・失神、悪化する胸痛・息切れ、全身の発疹・かゆみ・呼吸困難などのアレルギー症状、まれですが歯肉増殖がみられることがあります。いずれも医療機関に連絡してください。
Q8. 飲み忘れた場合はどうしますか?
気づいた時に1回分を服用します。ただし次の服用時刻が近い場合は1回分をスキップし、2回分を一度に服用しないでください。頻回に忘れる場合は主治医に相談してください。
Q9. 使えない人・注意が必要な人は?
重い低血圧や心原性ショックの方は使用できません。重度の大動脈弁狭窄、肝機能障害、心不全、透析中の方などは慎重な投与が必要です。妊娠・授乳中は必ず医師に相談してください(目的により医師管理下で用いられることがあります)。
Q10. 効果はいつ頃わかりますか?
徐放錠では、服用開始後まもなく降圧作用が現れ、その後数日〜2週間程度で安定してくることが一般的です。効果の見え方は個人差があるため、医師の指示に従い定期的に血圧を測定してください。
Q11. 保管方法は?
直射日光と高温多湿を避け、子どもの手の届かない場所に保管してください。PTPシートからの出し置きは避け、外観が変化した錠剤は使用しないでください。
ニフェジピン|服用方法
ニフェジピンの服用量(成人)
<高血圧症>
通常1回20mg(本剤Depin-E Retard 1錠)を1日1~2回から開始し、効果が不十分な場合は最大1日40〜60mg(本剤Depin-E Retard 2錠〜3錠)まで増量されることがあります。高齢者や低体重、また副作用が出やすい方は10mgから少量開始される場合もあります。
<狭心症の予防>
通常1回20mg(本剤Depin-E Retard 1錠)を1日2回(1日40mg)を服用します。必要に応じて増減される場合もありますが、最大は1日40〜60mg(本剤Depin-E Retard 2錠〜3錠)程度が一般的です。
<レイノー現象>
高血圧・狭心症と同様に用量調整されます。多くは20mg(本剤Depin-E Retard 1錠)を1日1〜2回から開始されます。
ニフェジピンの基本の飲み方
<そのまま飲む>
錠剤は割らない・砕かない・噛まないで、水またはぬるま湯で服用します。徐放錠は薬がゆっくり放出される設計ですので、砕くと短時間に放出され、急低血圧などの副作用が増えます。
<服用のタイミング>
朝・夕などの指定がある場合は指示どおりに服用してください。一定の血中濃度を保つと、降圧効果が安定します。
食後・空腹時いずれも服用可能ですが、医師の指定があれば従ってください。
<舌下や頓用では使用しない>
ニフェジピンは急な胸痛をその場で止める薬ではありません。即効型ニフェジピンの舌下は過度の血圧低下のリスクがあり推奨されません。徐放錠はそもそも急速作用目的ではありません。
ニフェジピン服用時・日常の注意
<立ちくらみに注意>
飲み始め・増量直後は、立ち上がる時ゆっくり動いてください。めまい・ふらつきが強い時は座るか横になってください。血管拡張作用により起立性低血圧が起こることがあります。
<運転・高所作業>
運転・高所作業は、めまい・眠気が出る間は控えてください。
<歯肉増殖>
歯ぐきの腫れ(歯肉増殖)が出る人がいます。ていねいな歯磨き・定期歯科受診をしましょう。これはジヒドロピリジン系Ca拮抗薬の既知の副作用によるものです。
ニフェジピンと併用や飲食に関する注意
<グレープフルーツ>
グレープフルーツ(ジュース含む)を避けてください。果皮成分が小腸CYP3A4を阻害し、ニフェジピンの血中濃度が上がると、その結果、血圧が下がりすぎたり動悸が起こるおそれがあります。
<アルコール>
アルコールは控えめにしましょう。血管拡張作用が合わさり低血圧を助長します。
<作用が強く出やすい薬>
マクロライド系抗菌薬(例クラリスロマイシン)、アゾール系抗真菌薬(フルコナゾール等)、プロテアーゼ阻害薬/コビシスタット、ジルチアゼム など(CYP3A4阻害)との併用は、ニフェジピンの作用が強く出やすくなりますので必ず医師に相談してください。
<作用が弱くなりやすい薬>
ノバルビタール、セイヨウオトギリソウ(St. John’s wort) など(CYP3A4誘導)との併用は、ニフェジピンの作用が弱くなりやすいですので、必ず医師に相談してください。
<他の降圧薬・硝酸薬>
他の降圧薬・硝酸薬と併用時は、低血圧が出やすいので医師の監督下で使用してください。ニフェジピンは主にCYP3A4で代謝し、阻害や誘導によって血中濃度が変動します。
<サプリ・市販薬>
サプリ・市販薬も含め、追加前は必ず医師・薬剤師に相談してください。
ニフェジピンを飲み忘れたとき
気づいた時点で1回分を服用してください。ただし次の服用時刻が近いなら、その回はスキップしてください。
*過量で急激な血圧低下のリスクがありますので、2回分を一度に飲まないでください。
ニフェジピンの服用をやめたり、増減量するには
降圧薬の急な中止は血圧再上昇や狭心症悪化の恐れがありますので、自己判断で中止・増減量しないことが重要です。症状が落ち着いても継続が必要なことがあります。
ニフェジピン|服用方法
ニフェジピンの比較的起こりやすい、よくある副作用
原因は細い動脈側が強く広がることで毛細血管内の圧が上がり、組織へ水分がしみ出しやすくなるためです。利尿薬に反応しにくいことがあり、治療の見直し(用量調整・薬剤の切替え等)が検討されます。
ニフェジピンのまれだが注意が必要な副作用
ニフェジピンの服用にあたってのその他の注意点
ニフェジピン|作用機序
<どこに効く薬か>
標的は、血管の平滑筋細胞にあるL型カルシウムチャネル(Cav1.2、α1サブユニット)です。同じL型チャネルは心臓にもありますが、ニフェジピンは血管(特に細い動脈=細動脈)に選択的に効きやすい特徴があります。
<何をしているのか(分子から細胞レベル)>
ふだん平滑筋は、L型チャネルからカルシウムイオン(Ca²⁻)が細胞内に入ることで収縮します。
ニフェジピンはこのチャネルに結合して、Ca²⁻の流入を減らします。細胞内Ca²⁻が減ると、カルモジュリンからミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)への働きが弱くなります。
その結果、ミオシン軽鎖のリン酸化が減り、平滑筋がゆるみます(血管が広がります)。
<体全体ではどう働くか(生理レベル)>
細動脈の拡張により、全身の末梢血管抵抗が下がり、血圧が下がります(降圧作用)。
心臓が押し出さなければいけない負荷(後負荷)が軽くなるため、心筋の酸素需要が減り、狭心症発作の予防につながります。冠動脈も広がるので、冠攣縮性狭心症(血管のけいれんが主因)のコントロールにも役立ちます。
静脈にはあまり効かないため、動脈側だけが広がることで毛細血管内の圧が相対的に上がり、足のむくみが出やすくなります。
<心臓の拍動や伝導への影響>
ジヒドロピリジン系(ニフェジピンなど)は、洞結節や房室結節の伝導抑制は弱いのが一般的です。
血圧が下がると体がそれを補おうとして反射的に脈がやや速くなることがあります。
徐放製剤(Retard/CR/LA)では血中濃度の上がり方がなだらかになるため、この反射が出にくく、作用が安定しやすくなります。
<腎臓や全身の循環への補足>
腎臓の輸入細動脈が広がりやすいため、状況により糸球体ろ過や尿量の変化を伴うことがあります。ただし、臨床的な狙いはあくまで全身の血圧を下げ、心筋の酸素バランスを改善することです。
<まとめ(ポイント)>