フィライド(フィナステリド 5mg)
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¥4,870 ~ ¥8,210
商品コード: 187S1 ~ 187S2
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フィライド(フィナステリド)|お薬詳細
フィライド(フィナステリド)の概要
フィライド(フィナステリド)は、プロペシア(フィナステリドを主成分とする薬)のジェネリック薬の一つです。プロペシアは、アメリカの製薬会社メルク(Merck & Co., Inc.)によって開発され、フィライドは、1960年代に設立された、医薬品やヘルスケア製品の製造を手がけるタイの製薬会社Siam Bheasachによって製造されるプロペシアのジェネリック薬です。
フィナステリドは、最初は前立腺肥大症(BPH)の治療のために開発されました。ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが前立腺を大きくさせる原因であることを発見しました。そこで、DHTの生成を抑える方法を探り、フィナステリドが有望であるとわかりました。後にAGA(男性型脱毛症)のにも効果があることがわかり、AGA(男性型脱毛症)の治療にも使用されるようになりましたが、AGA(男性型脱毛症)の治療には通常1日フィナステリド 1mgを服用しますので、本剤「フィライド(フィナステリド 5mg)」は主に前立腺肥大症の治療用となります。
ただし、AGA(男性型脱毛症)の治療としても、医師がフィナステリド 5mgを推奨した場合、その指示に従って服用します。
フィライド(フィナステリド)の注意点
前立腺肥大症の症状改善には3 6か月以上の継続服用が必要とされています。
また、フィライド(フィナステリド)を服用中の男性が精液を通じて妊婦に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
フィライド(フィナステリド)の作用機序
フィライド(フィナステリド)は、5α-還元酵素(5α-reductase)阻害薬に分類されます。この酵素は、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する役割を持ちます。DHTは前立腺の肥大に深く関与しているため、フィライド(フィナステリド)は以下のような作用を発揮します
フィライド(フィナステリド)の特徴
前立腺肥大とは
前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)は、男性に特有の病気で、前立腺が大きくなる状態を指します。前立腺は膀胱の下、直腸の前に位置する小さな臓器で、精液を作るのに重要な役割を果たしています。年齢を重ねると、この前立腺が徐々に大きくなることがあり、これが前立腺肥大です。
前立腺肥大の原因は完全には解明されていませんが、年齢とともにホルモンバランスが変化することが影響していると考えられています。特に、男性ホルモンである「テストステロン」が前立腺の細胞を刺激し、前立腺が大きくなることがあります。
前立腺肥大自体は命に関わる病気ではありませんが、症状が悪化すると、尿が全く出なくなってしまうことがあります。また、前立腺肥大と同じような症状を引き起こす他の病気(例えば、前立腺癌や尿路感染症)もあるため、症状が続く場合は医師に相談することが重要です。
前立腺肥大は、年齢を重ねると多くの男性に見られる自然な現象でもありますが、適切な対処をすることで快適な生活を維持することができます。
前立腺肥大の症状には、以下のようなものがります。
前立腺肥大の診断
前立腺肥大が疑われる場合、医師は以下の方法で診断を行います。
フィライド(フィナステリド)以外の主な前立腺肥大症のお薬
フィナステリド以外で前立腺肥大(良性前立腺肥大症)に有効な経口薬としては、主にα1遮断薬(アルファ1遮断薬)やデュタステリドなどがあります。
デュタステリド(ザガーロ)
デュタステリドはフィライド(フィナステリド)と非常に似た作用を持っていますが、違いがあります。
α1遮断薬(アルファ1遮断薬)
代表的な薬にはタムスロシン(オマルス)、シロドシンなどがあります。これらの薬は、前立腺の周りにあるα1受容体をブロックすることによって作用します。
フィライド(フィナステリド)との比較
フィライド(フィナステリド)とその類似薬であるデュタステリドは、主に前立腺のサイズを縮小し、DHTの生成を抑えることで効果を発揮しますが、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。一方、α1遮断薬は排尿の症状をすぐに緩和するため、短期的な症状改善が求められる場合に有用です。どの薬を選ぶかは、患者の症状の進行具合や即効性のニーズ、治療の長期的な計画に基づいて決定されるべきです。
フィライド(フィナステリド)|服用方法
服用量
通常、フィライド(フィナステリド)の標準的な服用量は1日1回、5mg(本剤1錠)を服用します。前立腺肥大の治療には、基本的に1回5mgを服用することが推奨されます。
服用時間
フィライド(フィナステリド)は1日1回の服用ですが、服用する時間帯は特に決まっていません。毎日同じ時間に服用することが望ましく、服用の習慣をつけると効果的です。例えば、食後や寝る前など、毎日続けやすい時間に服用するのが良いでしょう。
服用方法
錠剤は水で服用します。飲み込む際に、薬を割ったり砕いたりせず、そのまま飲むことが推奨されます。
食事の影響を受けることなく服用できますが、胃腸への刺激を避けるため、食後に服用することが多いです。
服用期間
フィライド(フィナステリド)は即効性があるわけではなく、前立腺肥大の改善には数ヶ月かかる場合があります。効果を実感するには3 6ヶ月程度の服用が必要です。
継続的に服用することが重要であり、医師の指示に従って治療を続けることが推奨されます。
服用の注意点
フィライド(フィナステリド)|副作用
上記の副作用はすべての人に起こるわけではありませんが、症状が気になる場合や長期間続く場合は、すぐに医師に相談することをおすすめします。
服用を中止することで副作用が改善することが多いですが、必ず医師の指示を仰いでください。